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光side
光「あ、やべ迎え行くんだった。」
授業を終えて、校門を出る直前。弟を置いてきたことに気がついた。
光「…すいません、弟迎え来ました。」
〈光くん、それがね今トイレに行ったきり帰ってないの。今男の先生に見に行ってもらおうとしたところなの。〉
光「いや、いいですよ。そのまま俺が連れて帰るんで。どうせどっかふらふらしてるだけだし。」
〈慧くんいつも、外の方のトイレ使いたがるから。多分渡り廊下の方から回ったほうが近いかな。〉
光「はい、ありがとうございました。」
此処の学校の作りはもう大体覚えた。それにしても、変なこだわり。
光「けーい、」
もちろんすぐ見つかるとは思ってなかったが、トイレにはいる気配なし。
これはまた時間がかかる。
あいつって何が好きなんだろう。何に興味を引かれるんだ?
当てもなく支援級の周りを時たま名前を呼びつつぐるりと一周する。
校舎の裏に差し掛かった時、何やら複数の人影が見えて。なんだ、喧嘩か?と思ったのも束の間、輪の中心にいたのは紛れもなくあいつだった。
光「…おい、」
〈やべ、光だ。〉
こいつら、知ってる。この前、3対1で絡まれてしつこかったからちょっとばかり強めに成敗してしまった奴らだ。
光「この前から卑怯だと思わないの?3人でかかってきたかと思えば、今度は弱い者いじめ?」
「離せよ、手。俺の弟から手、……離せって。」
〈…ちっ、〉
俺に歯が立たなくて、イライラしたから弟の慧に目をつけたって事か。やる事がダサすぎる。
だから少しばかりガン飛ばして煽れば、すーぐ怯んで逃げてった。
砂まみれでそこに倒れていた慧。
唇の端は切れて、瞼は腫れている。頬には無数の擦り傷。
痛々しい顔の弟を俺はそっと抱き起した。
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のぞみん - リクエストいいですか?7が患者でBESTが医者役、知念君が抗がん剤で苦しむみたいなのがいいです。無理言ってすみません。これからも応援してます。 (2022年8月1日 3時) (レス) id: e9f6dca195 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - nanaさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい🙇♀️ご愛読ありがとうございます☺️とても嬉しいです…!これからも是非よろしくお願い致します。 (2022年2月9日 20時) (レス) @page21 id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
nana - あむさんの小説、全て読みました。表現が大好きで何回も読んでいます。これからも応援しています (2021年12月14日 17時) (レス) @page18 id: 01909af102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あむ | 作成日時:2021年9月24日 16時