検索窓
今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:86,066 hit

ページ4

侑李side


侑李「にーちゃん、暑いね。アイスでも食べよっか?」



本日の気温30度。



公園に停められたキッチンカーの誘惑に負けた僕は無意識のうちに、にーちゃんの手を引いてメニューの前まで歩いてきていた。



侑李「にーちゃんはどれがいい?」



ダメ元で聞いたけど。あれ、珍しい。指さした。



てかにーちゃん、指さしできたっけ。放デイで教えてもらったのかな?それともたまたま?笑



にーちゃんが選んだのは、ラムネ味のソフトクリーム。



青がかったクリームは、今日の空の色と全く同じ色だった。



さっき僕が問いたかったこと、あながち間違いじゃなかったのかも、なんてね。



ベンチに向かい合わせで座る。



僕は、ソフトクリームのフレーバーにしては珍しいさくらんぼをチョイスした。薄くピンクがかったクリームは、この前にーちゃんと見にきた桜に似ている。



侑李「ははっ、おいしい?口のまわり、すごいや。」



よっぽど、暑かったのかな。ソフトクリームの冷たさが心地よかったのか、無我夢中で頬張るにーちゃんの口の周りにはお髭ができてた。



そんなにーちゃんの顔を写真に収めてみたりして。



僕も食べ終えてから、口を拭ってあげた。



されるがままだったけど、少し嫌そうな顔をしたにーちゃんは、やっぱり可愛かった。



・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 病系 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あむ | 作成日時:2021年9月1日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。