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大貴side
大貴「涼介。起きたら教えてっていつも言うでしょ？…1人で移乗はしないってお約束だよね。」
まだリハビリが発展途上な故の約束。
転倒して、頭を打ったり骨折したり。そんなリスクを回避する為のもの。
今まで涼介はそれを破ったことは無かったし、素直に頼ってくれていると思っていた。
大貴「光先生もゆっくりねって言ってたでしょ？……パパの方見て、涼介。」
涼介「……っ、……ひっ、……ひっく、」
何を言ってもだんまりな涼介に俺も黙ってはいられない。どんな理由があろうと、涼介は自らを危険に晒す行為をしたんだ。
大貴「涼介。聞こえてるならなんとか…っ、」
涼介「……がんばってるよ、…まだたりない？」
「どうして、頑張っても……、りょうだけくるまいす、なの？」
俺はごくりと唾を飲み込んだ。
大貴「……それは、」
涼介「あとどれくらいで、歩けるようになるの？」
涼介が俺の目をしっかりと捉える。3歳くらいの子供が、「どうして空は青いの？」なんて軽く尋ねるものとは違う。
息子の心の底からの問いに、背筋が伸びる。
ずっと逃げてきた現実に今こそ向き合うべきだと言われている気がした。
ここでまた嘘をついたら、俺は親として、涼介は子として成長できない。
大貴「……涼介は、」
言ってしまったら、どんな顔をするのだろう。
こんなことなら1番最初に打ち明けて仕舞えばよかったのだ。
息子に悲しい顔をさせたい親などどこを探してもいない。
揺れ動く天秤は自分で止めなければ行けないと自覚しているのに手をかけるのが怖い。
けれど自分で描き始めてしまったストーリーには終止符は打たなければいけない。
大貴「……涼介は、歩けるようにはならないんだ。」
喉の奥から振り絞るような声だった。
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
