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大貴side
大貴「……伊野尾、くん、」
声の主は、魚の小骨。……いや、伊野尾くんであった。
上から俺を見下すような冷ややかな視線。
慧「……君のことみてるとさぁ、すっっごくイライラする。」
大貴「……っ、」
初めて声を聞いたかと思えば、何を急に。
慧「楽しいわけ？？毎日貼り付けたような笑顔で笑ってさぁ、自分の気持ち押し殺して。」
大貴「そんなことっ、…！！」
慧「……あるよ。その作り物みたいな気持ち悪い顔やめたほうがいいよ。」
そのまま言うだけ言って立ち去ろうとする彼。
飄々と言葉を並べるその態度によって、鍵をかけてきた自分の感情が解き放たれる。
大貴「……お前に何が分かるって言うんだよ、っ！！……はぁぅ、っ、」
急に大声を出したせいで、喉が再びひゅっと締まる。
大貴「…….もともと1人のお前に、俺の気持ちなんて分かるはずない…」
小、中学校の時。俺はずっといじめられていた。
この変な機械のせい。全部全部病気のせい。
咳き込めば感染ると言われ、机をぐいっと離された。
あいつの隣にはなりたくないと、席替えのたびに退けられた。
どんどん自信がなくなって、病気も悪化して。ただでさえ片親で忙しい母に負担をかけた。
……そんな自分が情けなくて仕方なくて。
わざと遠く離れた高校を受験して心機一転周りに置いて行かれないように努力してきたのに。
俺の素性を知らないようなやつに、一言で言いくるめられたのが本当に悔しかった。
慧「仲間が多けりゃ強いって言うの違うと思うけど。…ま、お前もそう言う顔できんじゃん。そっちの方がいいって。」
ちっとも俺の言葉にダメージ受けてないじゃないか。鼻でふっと笑った彼は、また一つ俺の心にしこりを残していった。
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
