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涼介side
涼介「……侑李、しっかり。だめだよ寝ちゃ！！！」
次の日、侑李が熱を出した。
フローリングに転がったまま身動きが取れない。
とろんとした目には涙の膜が張っている。
瞼が閉ざされてしまいそうになるが、このまま寝かせてしまったらもう目を覚ましてくれない気がする。
この世界に1人になるのだけは絶対に嫌だった。
何度も落ちそうになる侑李の体を必死に揺らす。
救急車など呼べたらいいのだが、この部屋に電話線はつながっているわけもない。
水をあいつが飲み干した酒瓶に入れて口に持っていく。
でも飲み込むことは出来ずに全てフローリングが受け止めていた。
涼介「侑李お願い、ごっくんして。いい子だから。」
侑李「……ぅ…ぁ、」
全く上手く行かないまま、時間だけが経過する。
結局、水は口の粘膜を少し潤わせたに過ぎなかった。
しかし、祈り続けた甲斐あってか次第に熱は下がり夕方には体を起こすことができた。
時計に目を向ければ時刻は18:00少し手前。
もうすぐバイトの時間になってしまう。でも、こんな状態の侑李を置いていけるほど俺も強くはない。このままにしておいたら、侑李の命の火はふとした時に消えてしまう気がするから。
何で俺、こんなことで悩んでいるのだろう。
子供は親を選んで生まれてくると言うが、それは俺と侑李の見る目が無かったということなのだろうか。
……子供が全部悪いのかな。
この世界に生まれてきて唯一良かったことは侑李がいたこと。
それ以外全くもって人生良いことなんてなかった。
感覚が一度備わった今なら、もう一度良い親を選んで生まれてこられるだろうか。
涼介「結構、高いじゃん。」
窓から出られる小さな小さなベランダから下を見下ろした。これがベランダと呼べるかと聞かれてたらそれは分からない。
太陽がたった今沈もうとしている。
そんな光が1番強い時でなら、神様に見つけてもらえる気がしたんだ。
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
