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光side
夕食を食べ終えて、今日描いた絵を一枚一枚見ていたら部屋に灯る赤いランプ。
これは慧が帰ってきた合図だ。
俺はインターホンの音に気がつけないから、ボタンと連動して部屋に繋がったランプが点灯する様にしてもらったのだ。
急いで玄関まで行って鍵を開けると、俯いていた慧が倒れ込むように中に入ってきた。
光「……わぁ、っ！！！あぅな、(あぶな)」
間一髪で抱き留めたけど、全く体に力が入っていない状態だ。
光「…けぃ、？けぃ！……わかぅ？(慧！慧！……分かる？)」
ぐったりと力が抜けた身体。しかもなんか……
光「おぁえ、なんぇこんぁにぬぇてんの(お前、なんでこんなに濡れてんの)」
手のひらから伝わってくる温度はひんやりしている。ぽたりぽたりと水が滴っていて、すでに玄関には水溜りができている。
今日、ぴかぴかの晴天だったはずなのに。
とにかく慧を部屋に運び込んで、濡れた服を脱がせる。
慧「…はぁっ、……っ、ぅ、……はぁっ、」
真っ赤に火照った頬に潤んだ瞳。こいつ完全に熱がある。
光「がんぁれ、こぇ、きたら寝ていいから。(頑張れ、これ着たら寝ていいから。)」
だらんと力の抜けた男を着替えさせるのは至難の技。しかもどんどん顔は赤くなっていくし。
水を飲ませようとしても全然飲み込んでくれなくて、口の端っこから流れていく。
また着替えなきゃいけなくなっても困るから、とりあえず慧を担いで寝室へ。
ごろんと寝転がったのを確認したため、部屋から出ようとしたが呼び止められた。
慧「……まって、」
光「…ん？どした？」
慧「……っ、ぅっ、……うっ、……ひっ」
慧はぼろぼろと泣き始めてしまった。白い肌の上を滑らかに滑り落ちてゆく雫たち。
普段は特別干渉しない俺達だけど、ずっと同じ部屋で生活してれば慧のことだんだん分かってきたから。
慧が泣くのは悔しい時だけ。成績が振るわなかった時、うまく弾けなくなった時。そんな時に1人涙を流していたことくらい俺は知ってる。
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
