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慧side
からん、ころん。
慧「……んぅ、なに、……なんじ…」
高らかに響いた物音で目を覚まし、手探りで時計を手繰り寄せるとまだ深夜の3時。
時計の表示を見て、俺はもう一度瞼を閉じようとしたけど閉じ切ってなかったカーテンの隙間から漏れ出た光に気が付いた。
慧「……大貴くん？まだ起きてるの？」
体を起こして、大きめな声で問いかけてみるも反応は無い。
でもカーテンの奥で小さな影がゆらゆら揺れている。
慧「こんな遅くまで起きてる悪い子だーぁれ。」
俺は立ち上がり、お隣さんの仕切りに手をかけゆっくり開ける。
するとカーテンとベッドの間にぺたりと座る小さな背中。
大貴「……うぇっ、………ひくっ、……っ、」
慧「……あっ、」
何度も何度も波打つ背中、苦しそうに嘔吐する声に気が付きそっと背中をさする。
横には虚しく転がった、空っぽのガーグルベース。
間に合わなかったんだね。
大貴「……ぅっ、……ぇっ………」
慧「……大貴くん。」
俺は大貴くんの顔色を見ようと顔を覗きこもうとした瞬間に、手元に握られたタオルに気がつく。
大貴「……っぅっ、………っ、うぇっ、」
嘔吐しながらも、必死に自分で掃除しようとしていたのだった。
とても苦しいはずなのに、キャラクターもののタオルで床をゴシゴシと往復させる姿。
そして、7分丈のパジャマからチラリと覗いた痣。
大貴「……ごめんなさいっ、…かたづけるからっ、おこらないで、……ぅっ、げほっ…」
先生に連れられてきたあの日から違和感は感じてた。…親と一緒じゃなかったから。
何かワケありなんだろうなとは踏んでいたけど、こんなに酷い事実を知ることになろうとは思っていなかった。
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
