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大貴(38)慧(15)親子設定
慧side
「有岡くん、あのね、また集金のお金少し足りなかったのよ。」
今年この学校に来たばかりの若い担任の先生がおずおずと俺に話しかけてきた。
慧「あっ、すみません。」
「先月もだったから気をつけてね。」
慧「はい次はないようにします。」
受け取った集金袋の表面には5520円と書かれているのに、中には確かに5511円しか入っていなかった。
家に帰ると、朝出た時より散らかっている部屋を見て思わずため息が出る。
慧「……父さん！」
大貴「あぁ、帰ってたのか。お帰り、慧。」
慧「……おかえりじゃないよ！！また集金間違ってたから、」
担任から受け取った袋を父に押し付けると、頭をポリポリかきながら苦笑い。
大貴「あれ、確認したんだけどな。ごめん、」
慧「頼むからさ、恥かかせないで？」
父さんは一言でいえば、とてつもなく頼りない。
なんというか、�猗瓦韻討い覘瓩箸いΩ斥佞任聾世ど修靴�れないくらいに不器用で。
集金のお金を間違えるのも今日が初めてじゃないし、部屋の片付けだってまともに出来ない。
料理をさせようものなら、皿が1枚はだめになる。
大貴「…本当にごめん。次はちゃんとやる。」
慧「もう、聞き飽きたそれ。」
俺はそんな父親を本当に情けない人だと思っている。
身の回りの管理くらいきちんとしてもらいたい。
・
慧「父さん、明日15:30からだから。絶対忘れないでよ。」
大貴「うん。三者面談だよな。大丈夫、メモしておいたから。」
我が家にとってイレギュラーな事は昔からダメだった。
運動会、遠足、休日のお出かけ。
とにかく忘れっぽい父には期待するだけ無駄だったのだ。
運動会は観に来なかったし、遠足はお弁当を作るのを忘れて、休日は遊園地のチケットを取り忘れて。
俺は父と過ごすうちにイベントごとには期待する事をやめた。
・
「お父さん、いらっしゃらないわね。」
時刻は16:00。やはり父は来なかった。
昨日あれだけ釘を刺したのに。
結局は息子のことなんて二の次なんだ。
今日の三者面談は進路に関する大切なことだった。
先生だってわざわざ時間をとってくれているのに申し訳ない。
「忙しいのかしらね。また後日にしましょうか。」
結局、何度電話しても繋がらなくてその日は先生に言われるがまま帰宅した。
・
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のん - 凪さん» お返事お待ちしております・・・(汗) (2021年5月23日 18時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» リクエストさせて頂いたお話が、いつ頃公開されるのか､教えて頂けると嬉しいです。 (2021年4月19日 20時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 凪さん» そして、出来たら･･･少年が受けてきてた行為の様を障りだけでも構いませんので、描いて頂けると嬉しいです･･･！ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - こちらの方で描いて頂く事は、可能でしょうか･･･？ (2021年4月14日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - のんさん» 返信遅くなりまして、申し訳ありません…！恋仲無しの方向で書かせて頂きます！！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2021年2月21日 20時
