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・ ページ41
大貴side
大貴「ありがとうな、涼介。」
これは本音だった。
涼介が本当に思いやりのある優しい人である事を身にしみて感じた。
大貴「でも、やっぱり力になりたい。」
「たしかに、今の俺の記憶は元気だった裕翔止まり。でも俺の心の中でももちろん、涼介の中でもその裕翔は生き続けてる。」
「看病することは昔の裕翔を掻き消すって事じゃ無いと思う。」
「今はしんどい事の方が多いかもしれないけど、またいつか笑える日が来る。裕翔だってそれを望んでるよ。きっと。」
涼介「なんか、覚悟ができたよ。」
「今の裕翔と本気で向き合う覚悟が。」
顔を上げた涼介はもう泣いていなかった。
昔3人で笑い合っていた頃となんら変わらない顔。
大貴「いこう、あいつがまってる。」
涼介「うん。」
・
�爐劼気靴屬蝓⇒究董���
西日が差す病室で思い出話の花が咲いた。
詰まっていた砂時計はまた、少しずつ時を刻み始めたのだった。
・
「いつか笑い話になる日まで」/ end
・
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年9月1日 12時
