今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:123,315 hit
小|中|大
・ ページ40
大貴side
涼介「あっ、……あれっ、おかしいな、」
大貴「お前いつまでそうやって自分の体に嘘つき続けるんだよ。」
「なんで、頼ってくれないんだよ。」
涼介「……こんな辛い思いするのは俺だけでいい。」
大貴「……涼介。」
涼介「大ちゃんは何も分かってないっ、。ずっと一緒に居た人が苦しむ姿見るのなんて本当にキツイんだよ、」
「……裕翔の感情を読み取る手段は顔面の微かな動きだけ。話しかけても言葉が返ってくることなんてない。握った手が握り返されることも。」
「っ………、大ちゃんにまで、こんな気持ち、背負わせたく無いよ」
はらりと落ちた涙が彼のカーキ色のズボンを濡らす。
涼介「大ちゃんの記憶の中の裕翔を書き換えたくないっ、ぅっ、…っぅ、」
もう涼介は涙を止めようとしなかった。
ここが病院の廊下である事も気にせずに、声を出して泣いた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
534人がお気に入り
534人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あむ | 作成日時:2020年9月1日 12時