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ページ40

大貴side


涼介「あっ、……あれっ、おかしいな、」



大貴「お前いつまでそうやって自分の体に嘘つき続けるんだよ。」



「なんで、頼ってくれないんだよ。」




涼介「……こんな辛い思いするのは俺だけでいい。」



大貴「……涼介。」



涼介「大ちゃんは何も分かってないっ、。ずっと一緒に居た人が苦しむ姿見るのなんて本当にキツイんだよ、」



「……裕翔の感情を読み取る手段は顔面の微かな動きだけ。話しかけても言葉が返ってくることなんてない。握った手が握り返されることも。」



「っ………、大ちゃんにまで、こんな気持ち、背負わせたく無いよ」



はらりと落ちた涙が彼のカーキ色のズボンを濡らす。



涼介「大ちゃんの記憶の中の裕翔を書き換えたくないっ、ぅっ、…っぅ、」




もう涼介は涙を止めようとしなかった。




ここが病院の廊下である事も気にせずに、声を出して泣いた。




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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 病系 , 短編集
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作者名:あむ | 作成日時:2020年9月1日 12時

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