Want to live. VIII (ページ11)

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涼介side

「お兄ちゃんっ、」

お兄ちゃんは激しい発作のせいで失神してしまったそう。

白いベッドに眠るお兄ちゃんの横でただひたすら待つことしかできなかった。

面会時間終了って言われても駄々をこねて、お泊まりセットをもらってきた。

涼介「お兄ちゃん。ごめんなさい。」

わがままな弟で。

心配かけて。

お兄ちゃんのこと、苦しめちゃって。

裕翔「……りょう…」

僕がごめんなさいってしたらお兄ちゃんが瞼を開けた。

涼介「おにいちゃんっ、ごめんなさい、ぼくっ、」

裕翔「おれも….ごめんな、」

「おにいちゃんなのに、がまんさせちゃって。」

「でも、心配しないで。俺は涼介だけのお兄ちゃんだよ。」

涼介「ほんとっ？」

裕翔「うん。本当。涼介。………おいで。」

いつものように開けられたスペース。

そうだ。

僕お泊まりセットなんていらなかった。

だってお兄ちゃんの隣があいてるもん！！

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「share」/end

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