・ ページ34
慧side
雄也「大貴………。」
「泣くな……、父さんが辛くなかったはずないだろ。」
大貴「………っ、」
雄也「お前も分かってるだろ？」
「涼介に死を受け入れた発言されて、頷くしか無かった父さんが1番辛いに決まってる。………でも父さんがなんで涼介の思いを優先させたかわかる？」
「父さんが俺たちを愛してるからだよ。」
大貴「……っ、ひっく………っ、」
雄也「俺たち兄弟を1番に考えて、自分の気持ち押し殺して見守ってくれてたんだ。……だから3人でちゃんと涼介と向き合ってあげよう。」
大貴「……涼介、ごめんね。父さんに掴みかかったとこなんてみせて。怖かったよね。」
慧「………りょうすけ、ごめんなぁっ、………、本当に沢山頑張ってくれたね、ありがとう。」
雄也「ずっと涼介は俺たちの家族だからね。」
『ありがとう、涼介。』
3人でそういうと涼介の心電図は水平な線を描いた。
処置の時からずっと手から離さなかったイルカのぬいぐるみが涼介の脱力した手から転げ落ち、床で高い音を鳴らした。
・
「family」/end
・
以前から書き進めていた長めのストーリーです！
こちらは質問箱からのリクエストでした！
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りー。 - コメント失礼します！主様の作品とても大好きです！まだ読んでる途中ですが、もしよろしければHOPEの続きを出していただきたいです。検討よろしくお願いします。 (2021年2月10日 23時) (
レス) id: 669c167ab0 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 凪さん» 読んでいただいていると聞いて一人でにやけてしまいました笑 これからも素敵なお話、待ってます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 青空と虹さん» コメントありがとうございます（ ; ; ）私も主様の作品読ませて頂いたことあります！特に「不器用兄弟」がすごく好きです。 スローペースにはなりますがこれからも読んでいただけると嬉しいです (2020年7月4日 13時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - こんにちは、いつもお話読ませていただいています。あたたかいお話が沢山で、いつも読み終わると満足感というか、胸がいっぱいになります。これからも、あむさんのペースで更新して頂ければ嬉しいです。いつもありがとうございます。応援しています。 (2020年7月4日 3時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あむ
| 作成日時：2020年6月17日 19時
