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宏太side
『ハッピーバースデー！慧ちゃーん！』
パンっと鳴ったクラッカーに少し肩を震わせた慧。
自分のためのものだと分かっているのだろうか。
依然表情は変わらないけど、慧の為にみんなが用意したご飯と飾り付け。少しは気にいってもらえたらいいな。
裕翔「おいしい？慧ちゃん。」
大貴「おいしいひとー？」
こうやって聞いたり、手をあげさせるのも何度もやって来たけど今まで効果なし。
それでもお兄ちゃんたちはめげずに慧の何かしらのきっかけを掴む手伝いをしてくれている。
侑李「けぇちゃん。僕ねお手紙かいたの！見て！」
折り紙の裏に書かれた歪な字。
光「よかったね。お兄ちゃんがお手紙書いてくれたよ。」
侑李「はやくけぇちゃんとお話したいな。」
裕翔「侑李もすっかりお兄ちゃんだね。」
涼介「よっ！ちっちゃいお兄ちゃん！」
侑李「ちっちゃくないー！………えっ、」
賑やかな我が家がその瞬間ばかりは静かになった。
光「慧が興味示したぞ。」
何と侑李の手紙に慧が自ら手を伸ばしたのだ。
絵本の可愛い絵にすらなにも感じていなかった慧が。
侑李「……けぇちゃん。ほしいの？」
侑李が慧の手にその紙切れを握らせた。
慧「………お、」
涼介「………っえ！！！！」
裕翔「ちょっと涼介静かに！！」
慧「……お……にー、ちゃ、…………」
本当に微かだった。
耳を済ませなきゃ聞こえない程だったけど、慧は確かに�爐�兄ちゃん�瓩噺世辰董⊆蠅涼罎寮泙蟷罎鯊膸�そうに微笑みながら見つめていた。
光「……しゃべった。」
雄也「…….まじか。」
あれだけ喋らせたかったはずなのに、喋れば喋ったで驚き。
お兄ちゃんたちはみんなぽかーんと口を開けて突っ立っていた。
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りー。 - コメント失礼します！主様の作品とても大好きです！まだ読んでる途中ですが、もしよろしければHOPEの続きを出していただきたいです。検討よろしくお願いします。 (2021年2月10日 23時) (
レス) id: 669c167ab0 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 凪さん» 読んでいただいていると聞いて一人でにやけてしまいました笑 これからも素敵なお話、待ってます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 青空と虹さん» コメントありがとうございます（ ; ; ）私も主様の作品読ませて頂いたことあります！特に「不器用兄弟」がすごく好きです。 スローペースにはなりますがこれからも読んでいただけると嬉しいです (2020年7月4日 13時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - こんにちは、いつもお話読ませていただいています。あたたかいお話が沢山で、いつも読み終わると満足感というか、胸がいっぱいになります。これからも、あむさんのペースで更新して頂ければ嬉しいです。いつもありがとうございます。応援しています。 (2020年7月4日 3時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年6月17日 19時
