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宏太side


でも症状が顕著に現れたのは侑李の5歳の誕生日だった。



生まれて5年という一つの節目。



沢山、侑李が好きそうなお惣菜を買ってきて2人でパーティーをした。



侑李「このケーキ美味しい!」



宏太「それはな、パパの大事なお友達が侑李のために作ってくれたんだよ。」



「今度お礼言いに行こうな?」



侑李「うん!こんなに美味しいケーキはじめて!」



長いロールケーキを半分以上も一人で食べた侑李。



相当美味しかったようだ。



侑李は食べ終えると満足そうに、買ってあげた戦隊物のおもちゃで遊び始めた。



その間に俺は食器の片付け。



侑李「とりゃー!ばしっ!!どーん!!」



自分で効果音をつけて戦っているのがなんともかわいらしいかった。



もうすぐで食器の片付けが済みそう、そんな時だった。



ドタンと大きな音がして侑李の足がテーブルの奥に見えた。



宏太「もー興奮しすぎ!怪我しないように遊べよ?」



この時はただはしゃいで派手に転んだ、と思っていた。



でも手を拭いてリビングに戻るとまだ倒れている侑李の姿。



宏太「……侑李?寝た?」



侑李「……ぅ、……っはぁ…、はぁっ、…ぱ…ぱ、」



近づけば聞こえてくる侑李の荒い息遣い。



宏太「…….どした、侑李大丈夫か、!?」



そっと抱き起こせば顔に広がる赤い発疹。



侑李「……っ、は……うっ………っ」



侑李の体の力は次第に抜けて俺に全体重がかかっていく。



運良くポケットに入れていた携帯電話で救急車を手配。



今まで風邪くらいしかひいたことない侑李だったから、俺も初めての経験でどうしていいか分からず焦る。



救急車に乗せられた頃には侑李の自発呼吸はゼロに近く、大きな管を喉に通された。




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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 病系 , 短編集
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りー。 - コメント失礼します!主様の作品とても大好きです!まだ読んでる途中ですが、もしよろしければHOPEの続きを出していただきたいです。検討よろしくお願いします。 (2021年2月10日 23時) (レス) id: 669c167ab0 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 凪さん» 読んでいただいていると聞いて一人でにやけてしまいました笑 これからも素敵なお話、待ってます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青空と虹さん» コメントありがとうございます( ; ; )私も主様の作品読ませて頂いたことあります!特に「不器用兄弟」がすごく好きです。 スローペースにはなりますがこれからも読んでいただけると嬉しいです (2020年7月4日 13時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - こんにちは、いつもお話読ませていただいています。あたたかいお話が沢山で、いつも読み終わると満足感というか、胸がいっぱいになります。これからも、あむさんのペースで更新して頂ければ嬉しいです。いつもありがとうございます。応援しています。 (2020年7月4日 3時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あむ | 作成日時:2020年6月17日 19時

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