moon (ページ37)

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☆ 吾輩は猫である、名前はほくと【黒】ページ37

「とんとん」の世界線のふたり🦅🦁

青 side

最近のほくとのブームは、ねこ。

放デイで読み聞かせしてもらった絵本に出てきたことがねこにハマったきっかけ、らしい。(俺もただ支援員さんづてに聞いただけ。)

ハマったらどっぷりなほくとのことだから、いまだにその絵本を1日1回は読んでもらってるって。笑毎回お疲れ様です、支援員の皆さま。

今日はその北斗のハマりっぷり、紹介するわ。

case1_お家にて

じりじりじり

我が家では聞き慣れたベルの音。北斗の生活リズムを区切る大切な役割を果たしている。

青「ほくとー、メシだからそれ片付けて。」

片付けの絵が書いてあるカードを見せると、ご飯の支度を始めるのがいつもの流れ。

まあ、じりじりなった時点で北斗の中でご飯ってことはわかってると思うんだけど、まだ少ない語彙を増やすためにわざと声掛けをしてみたり。

青「ほくとさーん、さめちゃうよー。」

北斗は一度は俺の方をじぃっと見るが、ふいっと背中を向けられてしまう。

青「ほくとー。」

おかしいな、いつもならスムーズなのに。具合悪い？なんて思考を巡らせると、思い当たってしまう節が1つ。

青「あ゛ー、そういうこと…？……にゃんにゃん、片付けて。」

黒「にゃーん、」

すると、にやりと笑っておもちゃを片付け始める北斗。なんだこれ確信犯か！！

てかこれ俺がめっちゃ恥ずいんだけど！てか、お前いつから猫になったんだよ！！！