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黄 side
黒「京本、どうする？今照明はいつもの位置に変えてもらった。できそう？もう、やめたい？」
こんなに苦しそうにする姿は久しぶりに見たから、後者を選んでも俺たちは反対しないつもりだった。
このバンドは大我無しでは成り立たないから。
桃「……やります、おきゃくさん、います、」
赤「…大我。」
桃「あと、3曲、とくべつなうた、あります、」
プロ根性というか、負けず嫌いというか。
けれど、すくっと立ち上がった大我を見てファンの皆んなも小さいボリュームながらに「がんばれ」と。
桃「…はい、がんばります、」
黄「よし、仕切り直しだな。」
緑「みんなー！再開するよ！こっから100%、いや120%までテンションもってってね！」
後ろから見る大我の背中が、心なしか始まった時より凛としているように見えて。
俺たちは、喜びのアイコンタクトを交わした。
fin
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作者名：ばにら | 作成日時：2022年2月13日 16時
