moon (ページ13)

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☆かまってちゃん　【桃】ページ13

🦇(10)🦅🦁双子兄

黒 side

『ぁ゛〜あ゛！』

俺たち双子がテスト期間に入り、勉強ばかりしているからか構われたい星人の大我はご立腹。

青「やめて、大我。それ提出するやつだから。」

俺たちの気をひこうと席を立った間に問題集を取ったり、シャーペンを隠したり。

黒「今読めないよ。ないないしてきて。」

大好きな絵本を持ってきて、クレーンで俺の手を本に誘導。ここで折れるとエンドレスで読み聞かせを要求されるので、あえてシカト。

『…だだ、どぅ…ぃわ、ゆ…じじ、ぁー！』

一切聞き取れない大我語を話しながら机を叩いて本気で怒ってる、笑

黒「分かった分かった。じゃあ大我もここで俺たちとお勉強。」

大我のしつこいアピールに流石に俺たちも集中出来ず、塗り絵を持ってきて大我を座らせる。

『…ぃゆぁあ…だ、でぅあ、』

青「ふう。やっとご機嫌になったか。」

一度自分の世界に行かせて仕舞えばこっちのもん。静かなうちに俺たちは課題と勉強を終わらせる。けれどその時間も直ぐに終わりを迎える事になる。

青「おい、北斗！大我の口、やべえって！」

黒「あぁー、やっちまったー。大我、一回拭くよ。あ゛ー！その手で俺の問題集に…。まぁいいや樹、風呂場に送還！任せた！」

集中すると大我のよだれの分泌が異常になることを忘れて、気づいた頃にはテーブルも服も、塗り絵もべたべた。

俺も樹もてんやわんやだけど、こういう時の連携プレーは早い。

青「ほらいくぞー、よだれマン。よいしょっ、」

『ぁうあ〜、』

俺は2人を洗面所に見送ってよだれがついた問題集と塗り絵をベランダで天日干し。今日はいい天気だからきっとすぐ乾くかな。

fin

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