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未来side
A『そしたらね、にぃが“俺はAの兄貴としては交際を認める。ただ、3代目の登坂広臣としては認めねぇ。認めて欲しかったら壱馬何がなんでもデビューしろ。A、俺に言ったこと叶えるまでNYから帰ってくるな!”ってそれ聞いてHIROさんももう笑ってて“壱馬、俺も臣と同じ思いだ。第2の父としてお前のことを認める。だけど、社長としては認めない。国民的アーティストになれ。それまで公表することは許さない”ってほんとにあのにぃたちには驚いた。』
未来『でも、臣さんとHIROさんらしいね。』
A『そうなんだよね。2人で泣くほど喜んで、ちゃんと頑張ることを誓ったの。飛行機に乗ると手紙を読んだRAMPAGEメンバーからメッセージがいっぱい来てて、読めば読むほど涙でちゃって、素敵なメンバーに出逢えたなって強く思った。渡米してる間にちゃんと夢をふたりとも叶えて、日本に帰ってきた時HIROさんに2人で呼ばれて突然“いつ公表する?”って聞かれてその言葉にも涙止まんなくなっちゃって、バリボのデビューイベントの後に公表させて貰ったの。』
未来『そうだったんだ。俺もね、Aねぇのこと好きだったんだ。』
A『え?』
未来『初めてAねぇをみた時、3代目の登坂広臣の妹ってことで興味深々だった。でも、一緒にレッスン受けて、この人ただ者じゃないって思った。歌もダンスも。Aねぇは先にRAMPAGEのメンバーに選ばれて、おれはその中には入れなかった。俺も悔しかったんだよ。だからGLOBALChallengeに応募した。Aねぇに勝てるものを身につけるために。』
A『こんなあたしに憧れてくれてありがとう。未来のアーティスト性にはすごく救われてるよ。』
未来『俺もAねぇ支えるから。苦しくなったらいつでも話聞くから。』
A『ほんとにありがとう。ほんと大きくなって。』
未来『なんか、それ絶対いじってるよね?笑』
A『そんな事ないよ?笑』
A『未来に話聞いてもらったら、スッキリした!』
『お姉ちゃんの奢りだからどんどん飲みな!』
って笑ってくれたAねぇ。
絶対この人を手放さないって心に思った。
未来『あざーっす。』
って色んな話しながら呑んでたらあっという間に23時。
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作者名:m__xx | 作成日時:2023年7月7日 16時