𝐌𝐈𝐊𝐔’𝐒 ページ20
未来side
タクシーに乗って
A『なーんでメンバーに隠したの?笑』
未来『だって、絶対着いてくるじゃん笑』
A『なに、独り占めしたかったの?笑』
なんてニヤニヤしながら聞いてくる。
未来『悪いかよ』
話してたらあっという間に着いて、2人で個室の居酒屋さんへ。
A『あたし生飲むけど、未来は?』
未来『俺も生で。』
A『適当につまめるもの頼むよー』
って俺の好きなものばかり頼んでくれるAねぇ。
飲み物が届いて宴会の開始笑
A『じゃーカンパーイ!』
未来『2人でこうやって飲むの久々だね。』
A『そうだねぇ、未来もおっきくなって笑』
未来『Aねぇが俺見たのって10歳くらいの俺でしょ?笑』
A『そーだよ笑可愛かったな。こんなちっちゃくて』
未来『あの頃からお世話になってます。ねぇさん笑』
A『あたしね、悔しかったんだ。あたしよりちっちゃい、未来や将宏、力也に真人、太樹、渉にみんな一緒に踊ってた子達が海外で活躍できるのが。』
そう、お酒の力を借りて愚痴を漏らすAねぇは久しぶに見た。
A『だからね、あたしもRAMPAGEにはならなかったんだ。にぃの七光って言われてるの知ってたから、LDHの枠ないに収まりたくないって思ったんだよね。だから、あたしもNYに渡った。』
未来『そうなの?』
A『うん、RAMPAGE辞めること壱馬にもにぃにも言ってなくって、壱馬とはその頃めちゃくちゃ喧嘩したんだよね。にぃも最初は怒られたけど、お前なりの考えがあるんだろ?ってお金のことなんて気にせず思う存分学んでこいって見送ってくれたの。』
未来『壱馬さんとその頃から?』
A『んーん、違うよ。お互いね、好きなのは自覚してた。だけどRAMPAGEは大事な時期だったから、壱馬からの告白は申し訳ないけどお断りしたの。』
『でも、壱馬は諦めずに私の気持ちを聞いてきたんだよね。それはA自身の気持ち?ってその言葉にこの人は絶対に待ってくれるって確信したんだよね。』
未来『そっか。』
A『それが、武者修行中の話しで、お互い気持ちを確かめ合ったのにあたしは壱馬の気持ちを踏みねじってRAMPAGEを辞めたから。』
悲しそうに笑うAねぇはきっと誰かに吐き出したかったんだって思った。
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作者名:m__xx | 作成日時:2023年7月7日 16時