𝐁𝐁𝐙 ページ13
流星side
俺が初めてAちゃんを見たのは2014年。
AちゃんがNYに留学に行く前のダンスの大会。
凄く迫力のあるダンスでこんな、男の人の中に居ても劣らない女の人いるんだって思ったのが最初。
この人みたいになりたい。そう思ったのがアーティストになりたいと思った夢の始まり。
追いつく為に全力で頑張って、同じグループで活動できるってなった時は泣くほど嬉しかった。
海外組3人以外は最初がっちがちに緊張してて、
A『なに、緊張してるの?一緒に活動するんだよ!笑』
って、未来達と笑ってて、内面も素敵なんだって思った。
そんな憧れの人と一緒に活動しだして4年目を迎える今年は、俺の中で挑戦する年にしてる。
利樹、Aねぇを中心にどんどん進んでいく、構成。
A『個人のダンスパートは一人一人の特性を活かしたい。』
竜太『利樹から始まって、Aで終わるとして、その間はどうしよっか』
力也『俺、Aねぇの前がいい!』
将宏『じゃー俺は利樹の後!』
未来『まさが、そこに行くなら、移動位置的に俺がまさの次かな。』
嘉将『じゃー俺未来の次にいけるかな?』
流星『じぁー俺、ヨッシーの次で。』
竜太『じゃー俺が流星と力也の間かな。』
A『一旦音に合わせて踊ってみよーよ。』
嘉将『俺の振り誰か考えて。。』
A『嘉将一緒に考えよ!』
Aねぇは絶対にメンバーを1人にしない人。
唯一ダンスをしたことがなかったヨッシーも今ではお手の物。
バラバラだった俺たちをまとめてくれたのはいつでもAねぇだった。
それからみんなでみんなのソロの振りを見合って、前半戦までの立ち位置と振り入れを終わらせた。
利樹『いま、決まったところまで通しでしたい!』
A『いいねぇ、だけど1回休憩しよっか笑』
通しでし続けてもう、3時間経ってた。
竜太『自販機いくけど、なんかいる人ー』
A『え、竜太くんの奢り?♡』
竜太『どうせ、出す気ないだろ笑』
A『へへっ笑』
『流星ー!竜太くんの奢りって、一緒に自販機いこ!!』
って振り入れしながら考え事をしてた俺の元に来たAねぇ。
A『あとから行くから先行っててー、』
竜太『おう、』
『みんな行くよー。』
A『流星、大丈夫だよ。』
俺の心の中を悟ったように、声をかけてくれた。
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作者名:m__xx | 作成日時:2023年7月7日 16時