ド派手に追いかけられる身にもなって欲しい[宇髄天元][短編集]

前世から Part3 ページ17

上司｢すみませんと言えば済むと思ってんのか？｣

｢申し訳ございません…確認不足です…｣

上司｢これがどれだけ大切な資料か分かるよな！？
自分の仕事に責任を持て！！これだから最近の若いのは…
あのなぁ？まず仕事言うものは遊びじゃねぇんだ
緩く仕事がしたいならな__｣

宇｢まぁまぁ 明雪のミスは俺のミスなので申し訳ないです
それに明雪だって全力を尽くして頑張ってます
俺は毎日見てるんで！！ただ俺も確認してなかったんですいません｣

｢宇髄課長…｣

上司｢今回は許してやるよ 次からは気をつけるように｣

｢はいっ 申し訳ございませんでした…｣


立ち去っていく上司の背中に向けて深く頭を下げるA

廊下でワーワー言われているAの姿が目に入りすぐに仲介に入った

目に涙を溜めて唇を噛み締め悔しそうな顔をするこいつを
見放しには出来ねぇよ


｢課長…すみません ありがとうございます…｣

宇｢謝ることたァねぇよ｣


これ食えと言ってAにキャラメルを渡す

分かりやすくパァっと顔を明るくするAは
どうして私の好きな食べ物を知ってるんですか？と聞いてきた

それに俺は吹き出して笑う


宇｢一か八かで渡したけどよ…wwおまっ…
今世でもキャラメルが好きなのかよ！！ww｣

｢え？え？どうしてそんなに笑うんですか？！酷い！｣

宇｢いや…wwツボだわww｣

｢何が面白いんですか！！｣


まさかそんな訳と思ったが好きなのかよ！

派手におもしれぇ

俺がゲラゲラ笑う横でムスッとしながらもキャラメルを食べるA

今世でもってどういう事ですか？とAは俺を見上げてながら聞いてきた


宇｢あー…それ話してやりてぇが時間がなー｣

｢えぇ気になります｣

宇｢じゃあ今日飯に行くか！｣

｢行きましょ！｣

無｢僕も行きたいです｣

｢わっ…！むい君いつの間に！？｣

無｢さっきだよ｣

宇｢お前はダメだ いたらねぇ事言うだろ｣

無｢えっもしかして差別ですか？わーパワハラだー｣

宇｢お前って奴はほんっと変わらねぇな？！｣

｢むい君も来る？｣

無｢んーん遠慮しとく 今日兄さんが来るし｣

｢良かったね！久しぶりじゃん！｣

宇｢じゃあ最初っから言うなよ…｣


時透はそれじゃあ戻りまーすと言って消えた

Aも今日仕事終わったら会社の外で待ってます！と言って
自分の持ち場に戻って行った

窓の外を見ると曇っていて見えなかった太陽が顔を出していた

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