たまには追いかけたい ページ11
今私は全速力で街中を走ってます
理由は簡単
いつもいつも追いかけられてばっかで
ちょっとイタズラ心が擽られた
「宇髄さん!!何で逃げるんですか!」
宇「おまっ……!それ隊律違反になるぞ!!
日輪刀を抜いて走ってくんじゃねぇ!」
「いいじゃないですか!たまには!!」
宇「せめて日輪刀を鞘に納めろ!!!」
ただやっぱり相手は柱
速さと体力がまずもって違うのだ
けど私は知っている
宇髄さんは私がちょっと大声を出せば駆けつけてくれる
「キャー!!」
宇「どうしたっ……!」
ほらものすっごく遠くに居たのに
もう目の前に居る
これが柱 恐るべし
そして私は油断している宇髄さんの手を掴む
宇髄さんはしまった!という顔をする
「美味しいもの食べさせ下さい!」
宇「なんだそんなことかよ 派手に任せろや
てかそんくらいなら日輪刀持って追いかけてくるな!
焦るだろうが!!」
「何か焦る様なことでもあるんですか?」
宇「時透みたいな返しをするな」
優しくペチっとおでこを叩かれる
宇髄さんの大きくてガッチリとした男らしい手が
私の肩に回ってきてグイッと引き寄せられる
宇「ここらで1番美味い店に連れてってやるよ」
「やった!」
「わぁ!!美味しそうなお蕎麦と天ぷら…!」
宇「みたらしと羊羹も食べるか?」
「え!?いいんですか?」
宇「遠慮すんな 食いたいもん食えww」
「やったぁ!!」
頂きます!と言って目の前にあるお蕎麦をひと口啜る
つるんと口の中に入ってきて
お蕎麦の風味と出汁がふわんと広がる
美味しい〜……幸せ!
今度蜜璃さんと一緒に来たいなぁ
宇「Aは幸せそうに食うよなー
見ててこっちまで幸せになるぜ」
「この瞬間が生き甲斐ですね!」
宇「派手に可愛いじゃねぇか」
「なっ……!!」
宇髄さんはサラッとそういう事を言う
本人は何も気にしていないんだろうけど
やっぱり言われると恥ずかしい
きっと宇髄さんからしてみれば
どうってことないんだろうけど…心臓に悪い
お蕎麦も甘味も食べ終えて2人でお店を出る
「ありがとうございます!すっごく美味しかったです!!」
宇「そうだろ?ここはよく煉獄と来るんだ」
煉獄さんが上手い!美味い!って言って食べてる姿が思い浮かぶ
私は日輪刀に手をかけ鞘から引き抜く
宇「お前っ!まだやんのか!?」
「日頃の恨みです!!さぁ!逃げて下さい!!!」
宇「隊律違反で呼ばれんぞ!!」
また私は宇髄さんを追いかける
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MiyuU*(プロフ) - melodyさん» いえいえです!!全然リクエストは受け付けておりますのでいつでお申し付けください🙇♀️✨✨本当にありがとうございます! (2023年3月5日 11時) (レス) id: d56493083a (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - こんばんは。リクエストに応えて頂きありがとうございました!また読ませていただきます😍また書く予定になりましたらよろしくお願い致します。 (2023年3月3日 21時) (レス) @page21 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
MiyuU*(プロフ) - melodyさん» いえいえこちらこそです!🫰🏻💕あと数名書く予定ですのでよろしくお願い致します🙇♀️✨✨喜んで頂けて私も嬉しいです!! (2023年3月1日 14時) (レス) id: d56493083a (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - ですよね!早速書いていただきありがとうございます!MiyuUさんの小説は最高です✨リクエストにも答えていただきありがとうございます💓 (2023年3月1日 13時) (レス) @page20 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
MiyuU*(プロフ) - melodyさん» コメントありがとうございます🫰🏻✨💕意外と時透君ばっかだったので他の柱との任務はいいですね!!出来上がり次第公開しますね💕いやー!わかります!!宇髄さんはほんと罪な男ですよ🫠✨✨ (2023年3月1日 5時) (レス) id: d56493083a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MiyuU* | 作成日時:2023年2月18日 13時