ド派手に追いかけられる身にもなって欲しい[宇髄天元][短編集]

任務だって！！ ページ2

宇｢時透と合同任務だってな｣

｢そうですよー｣

宇｢時透は充分に強いだろ なんでお前も行くんだ？｣

｢たまたま見回りの範囲が近いからですよ｣

宇｢ずりぃなおい！俺も行くぜ！｣

｢あんたは自分の見回りをしなよ…｣


ここは宇髄邸

めでたく宇髄さんの4人目の嫁になった私は
門の所で駄々をこねる198cmの男を見上げ呆れてます

御館様からのお達しで時透無一郎君と
合同任務に行くというただそれだけなのに
納得がいかねぇ！と派手にへそを曲げてる

そろそろ集合時間なんだけど…


｢あの宇髄さん そろそろ行かないと…｣

宇｢本当に行くのかよ……｣

｢いや行かないと御館様からのお達しですし｣

宇｢…気をつけろよ あぶねぇ時は俺に鴉を飛ばせ｣

｢分かりました では行ってきますね｣

宇｢待て待て！ちょっと待て！！｣

｢ギャ！！あんた！ほんっと……！！｣


門をくぐろうとしたら宇髄さんに腕を引っ張られ抱きしめられる

なんか大型犬みたい…

確かに私がここに帰って来れる保証は無いし
明日があるなんて思ったらダメ

宇髄さんもそれを分かってるからこうなってるんだと思う


｢もう行きますよ 無一郎君が怒っちゃうので｣

宇｢おう 絶対帰って来いよ｣


私は微笑んで宇髄邸を後にした






無｢ねぇ｣

｢どうしたの？｣

無｢あれ(音柱)はいつまでこうしてるの？｣

｢私には見えないよ無一郎君｣

無｢じゃあその目は使えないね
取り替えた方がいいんじゃない？｣

｢霞柱さん嘘です 見えてます｣


無一郎君と横並びに歩いていると
木々の隙間からすっごく
それはもうすっごく視線を感じる

その犯人は勿論あのアホ柱だ


｢宇髄さん！！｣

宇｢心配だから付いてきたんだろ！｣

｢仮にも乙の私と柱の無一郎君が居るんです！
安心して下さい！！｣

宇｢俺はお前に傷をつけて欲しくねぇんだよ！分かれ！！｣

｢あんたそれでも柱か！？！！？｣

宇｢俺は音柱の宇髄天元様だ！！！｣

｢じゃあ大人しくしてろよ！！｣

無｢早く行こうよ もうすぐしたら日も暮れて鬼も出てくるし｣


そう言うと無一郎君はスタスタと歩いていく


宇｢時透！！俺も行くぜ！｣

無｢勝手にどうぞ 御館様に怒られても僕は知らないよ｣

宇｢派手に任せとけ！！｣

｢マジでアホ柱だ｣


結局3人で行く事になったけど全然2人で充分すぎたし
なんなら私は立ってただけなんだよね

なんか凄く過保護にされてる気がする

私一応乙なんだけど

え？酷くない？

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