【朗報】ちょｗ友達とトリップしたんだけどｗｗｗ…はぁ？【文スト】

仕事 ページ7

｢探偵って真逆、武装探偵社とかいう…｣
｢真逆〜太宰さんが武装探偵社な訳ないじゃ〜ん｣


康江が訊いてる途中で、軽いサドな私は太宰さんを弄った


｢酷い！！私だってれっきとした武装探偵社員だよ！｣
｢まあそう思うのも判らなくもないが｣


太宰さんは泣き真似を初め、国木田さんは同意した
敦君は長い台詞を言い始めた


｢武装探偵社ってあの軍や警察には頼れない危険な仕事を専門とする探偵集団。
昼の世界と夜の世界。そのあわいを取り仕切る薄暮の武装集団。武装探偵社の社員は、多くが異能の力を持つ異能者っていうあの！？｣
｢敦君、長文お疲れ様｣


私は敦君を撫でて労わった


｢おぉぉー！あんな処にいい鴨居が！！｣


いきなり叫んだかと思えばものすごくどうでもいいことを言い放った太宰さん
国木田さん注意したが


｢立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな！｣
｢違うよ、首吊り健こう法だよ｣
｢何だ其れは｣
｢えぇー！国木田君、知らないの！？すごく肩凝りに効くのに！！｣
｢何！？そんな健こう法が在るのか！？｣
｢あぁ、ほら！メモメモ！｣
｢首吊り健こう法…｣
｢国木田さん、其れ、嘘ですよ｣


まんまと騙されていた
康江が指摘した途端、国木田さんは万年筆を折った


｢〜〜〜貴様ああぁぁぁぁ――――！！！｣


其う云って国木田さんは太宰さんの首を絞めて揺する
太宰さん向こうに逝っても元気でいらしてね
そう思いながら私は話を戻した


｢処で、今日の仕事は何ですか？｣
｢ああ！？｣


すごい形相で睨んだ国木田さんに対して康江は盛大に謝った


｢あああ！すみません！うちの莫迦が！！探偵社には守秘義務とか在りますよね！！｣
｢今日の仕事は別に隠すような類ではない。軍の依頼で、虎探しをしている。｣


国木田さんがそう言うと敦君は目を見開いた


｢虎…｣
｢近頃街を荒らしてる噂の人喰い虎だよ。まぁ、本当に人を喰ったかは知らないが、倉庫を荒らしたり、畑の作物を食い荒らしたり、好き放題さ。最近この辺りで目撃情報が多くてねぇ｣


突如隣で騒音がしたかと思って見てみると敦君がひっくり返ってた


｢ぼ、僕は此れで失礼します｣


逃げようとした敦君に対して私は


｢な、ななな、何で足を引っかけるんですか！？｣
｢いや、何か知ってそうだっから｣


という理由で足を引っ掛けた
其れに此処で止めないと後で国木田さんに酷い目に逢わされちゃうし


｢虎が如何したの？｣
｢無理だ…奴に人が敵うわけない！｣

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ラッキー双黒

太宰治

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