その夜 ページ3
眠りについてからしばらく経った
そろそろ背中が痛くなってきた頃
「聞こえるか?」
誰かが呼んでいる声が聞こえる
「…聞こえるか?」
また誰かを呼ぶ声
私はそのまま寝続けた
「起きろ!!!!」
「うをっふぁあああい!?」
突如放たれた怒号に私達は跳ね起きた
何が起きたのだ
どこにいる
そんな疑問が頭に浮かぶ中、目の前にいる声の主と思われる人が自己紹介をした
「私?トリップの神だ。まあトリップの神だと長いから適当に神と呼べばいい」
「うえっへぁあああ!?」
寝起きから2回もびっくりすると、さすがに疲れる
ここは一旦冷静になろう
然し此処は何処なんだ?
四方八方が無限の黒で染めてあり、地面もない
しかし私たちの姿だけがハッキリと見えている
康江も同じことを思ったらしく
「此処はどこですか?」と問うた
「此処は何処でもなかった。音も、温度も、物質さえない無の空間だった」
神と呼ばれる者はそう答えたが、私には意味がよくわからなかったので、質問を続けた
「はあ!?じゃあなんで私たちはいるの!?」
「此処は何もない。私は神だ。ヒントを言うと私はトリップに精通してる創造神。つまりどういうことか判るか?」
康江には何かピンと来たのか、手を顎に押えながら頷いた
「成る程…そう云う事ね」
「え!?康江、意味判ったの!?私、全然判んないんだけど!!」
「つまるところ、目の前の神とやらが言ってることが本当だったら、神は何でも創れる、特に何も無い空間だと他の物質にも邪魔されないから、私たちだけ生きていれるように仮初の世界を作ったってこと!!」
私はその説明に納得したが、少し疑問がある
「なるほど…っていうかそもそも神?は態々遠回りしてからトリップさせるより、直接文ストの世界に送ってくれればよかったんじゃないの?なんでそんな面倒な事」
私は軽く催促するように話した
「トリップするには条件がある
条件を呑んでからの方がいいと思ってな」
「…それってなに?」
康江がそう聞くと軽くニヤけながら神は話した
「一、元の世界には戻れない
一、元の世界では、存在が無いってことになる
一、トリップ先の世界では死なないとは限らない」
それを聞いたとき少し心が揺らいだ
しかし答えは最初から出てる私は答えた
「そういう覚悟がなかったら元々トリップなんてしない!!」
神「そうか、じゃ楽しんできなよ、Bon voiyage」
直後私たちは白い光に包まれ、再び眠りに落ちた
ラッキー双黒
太宰治
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みゆうい(プロフ) - アイカさん» いえいえ、素敵なアドバイスありがとうございました!!(遅くなってすみません)成る程行間ですか…改善してみます!! (2018年9月28日 3時) (レス) id: 58bde6ec82 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - こんにちは〜。素敵な作品だと思います!評価させていただきました。アドバイス・・・としては、行間がわかりにくいかなぁ、と。伸ばすところは多くとって、地の文のところは開けない、みたいにしたらよろしいのではないでしょうか!上から目線すみませんでした。 (2018年9月27日 6時) (レス) id: f7758fe083 (このIDを非表示/違反報告)
みゆうい(プロフ) - ゆきゆきさん» ありがとうございます!でも文字数が足りなくなるのでもう使いたくないですw更新頑張ります! (2018年4月3日 16時) (レス) id: 934b968946 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - ルビがカッケーー (2018年4月3日 8時) (レス) id: 1561dbe350 (このIDを非表示/違反報告)
空蘭 - 厨二…ww (2018年1月21日 19時) (レス) id: ea1bd731b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆうい | 作成日時:2017年8月5日 10時