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「A組おはよ〜」
教室に置きっぱなしだったブラシと二本のヘアゴム、ピンを持って隣のクラスに顔を出す。
「あ、A！おっはよ〜！」
「今日はどんな髪にするの？」
「ハーフアップとか？」
すると女子メンバーがいつものように駆け寄ってきた。
「今日はお団子にしてもらうの！」
そのまま爆豪の席へと移動し、女子トークが開催される。
爆豪はと言うと、椅子から立ち上がりAの髪をブラシでとかしている。
「爆豪さんって本当に器用ですよね」
「完成度高いし」
「私達より上手だわ」
爆豪はそんな褒め言葉など気にもせず、団子の形を作っていく。
「よかったね勝己。可愛い女の子達に褒められて」
だがAが余計な事を言えば爆豪の口も開く。
「あぁ"？そんなの嬉しくも何にもねぇわ"！そもそもお前が自分でやればいい話だろ」
「私勝己と違って不器用だし無理」
「無理とか言ってっから無理になんだよ"！」
もっともな事を言う爆豪だが、Aは悲しそうに言う。
「でも勝己にやってもらいたいもん」
爆豪ならば相手が悲しそうなど関係なしに痛い所を突いてくる。
しかし本人は否定しているものの、極度のシスコン具合。
「……明日も来いや」
A相手に突き放す事など言える訳がない。
「うん！明日は編み込みがいい！」
「ちゃんと道具持ってこいよ」
それをAは十分理解している。
だが拳藤も言っていたように、Aも重度のブラコンだ。
「全く、爆豪姉弟はほのぼのするなぁ」
「あの爆豪が笑ってるぞ！」
「Aちゃんには優しいからな、あいつ」
拳藤がAの世話係ならば、切島、上鳴、瀬呂が爆豪の世話係だろう。
「あーAちゃん今日も尊い」
「昨日さ。普通科の二年生がAちゃんに告白しようとして、昼休み屋上に来てくれって下駄箱に手紙入れてたらしいんだよ」
「おーモテモテだ」
確かにあのルックスでモテない訳がない。
「けど来たの爆豪だったらしいぜ」
だがAの弟はあの爆豪である。
「あーだから学食後から来たのか！」
「本当ヤベェよな爆豪。だからAちゃん彼氏できないんだよ」
「あ、Aちゃんって彼氏いた事ないの？」
「え、そうじゃねぇの？」
後ろで三人が話していると、爆豪の耳に入ったのだろう。
「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇぞお前ら"！！」
勿論怒鳴られて終わりである。
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もやし(プロフ) - おまめさん» ありがとございます！！ (2022年5月12日 22時) (
レス) id: c45771c01d (このIDを非表示/違反報告)
おまめ - めっっっっちゃオモロイ!!! (2022年5月12日 20時) (レス) @page40 id: 04b57ecb94 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - 桧さん» ありがとうございます！これからも精一杯書いていくので、よければ読んでみてください！ (2021年8月20日 17時) (レス) id: c45771c01d (このIDを非表示/違反報告)
桧 - なぁにがあったんだろぉーなぁ？？？ (2021年8月17日 14時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
桧 - めちゃこれ好きです。 (2021年8月17日 14時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もやし | 作成日時：2021年5月13日 22時
