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「おいクソ髪’’」
「なんだよ爆豪。また部屋に呼び出して」
「お前、Aに触っただろ」
図星を突かれ、思わず何も言えなくなる。
「俺なんつった？あぁ’’？？」
「Aちゃんに触れたら死刑だって」
「ちげぇだろ？Aに『指一本でも一瞬でも触れたら死刑』だって言ったよなぁ’’？！」
いつもは爆豪の暴走を止める側だが、今回ばかりは切島にはどうしようもできない。
「……悪い！爆豪！思わずAちゃんの頭撫でちまった！」
「あとは」
「え、あとは特に……」
それは遡る事数時間前。
爆豪は切島とマカロンを食べに行くAのヘアセットを完了させると、珍しく自分から切島にメールを入れた。
そして部屋に呼び出された切島は床に正座。呼び出した本人はベッドの上となんと贅沢な光景。
「手の平からあいつの匂い以外のものが臭ってんだよ’’」
「匂い？！て、手の平なら多分Aちゃんが俺の腕を掴んだ時だと思うけど……」
そして爆豪は“指一本でも一瞬でも触れたら死刑”だと宣告した。
無論切島としては同級生の恋仲でもない相手に触れるか何ぞ一切なかった為、あっけなく承知したのだった。
「Aが掴もうが掴まれようが関係ねぇ”！クソ髪”！お前が触れたかどうかが問題なんだよ”！！」
「だ、だから悪かったって！」
シスコンも度が過ぎればただの変態である。
流石の切島も爆豪を冷たい目でしか見れなくなってしまった。
「なんだよその目は。……そんな引いた目で俺を見るんじゃなねぇ”！！」
「一旦落ち着けよ爆豪！」
今にも切島に飛び掛かりそうな爆豪。
切島がある程度の怪我を覚悟すると同時に、爆豪の部屋のドアが開いた。
「勝己〜、マカロン一つだけでも食べない？これ甘さ控えめバージョンらしいんだけど……」
そこに元凶とも、救世主とも言えるAがノックもなしに入って来た。
「勝己、切島の事虐めてたんでしょ。そんな事するならこのマカロンは切島にあげちゃうからね」
そう言って、手に持っていたマカロンを切島の口の前へ持って行く。
勿論切島は、ここで口を開けてしまえば爆豪に更なる仕打ちを受けるのが目に見えている為、Aの期待通りな行動はできない。
「ほら食べて！！」
しかし切島はAの事を甘く見ていた。
「このクソ髪〜”！！！」
無理矢理切島の口にマカロンを突っ込んだAはご機嫌そうに笑った。
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もやし(プロフ) - おまめさん» ありがとございます！！ (2022年5月12日 22時) (
レス) id: c45771c01d (このIDを非表示/違反報告)
おまめ - めっっっっちゃオモロイ!!! (2022年5月12日 20時) (レス) @page40 id: 04b57ecb94 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - 桧さん» ありがとうございます！これからも精一杯書いていくので、よければ読んでみてください！ (2021年8月20日 17時) (レス) id: c45771c01d (このIDを非表示/違反報告)
桧 - なぁにがあったんだろぉーなぁ？？？ (2021年8月17日 14時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
桧 - めちゃこれ好きです。 (2021年8月17日 14時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もやし | 作成日時：2021年5月13日 22時
