〈第四十五話〉今日だけは。 (あなたside&沖田side) ページ47
(あなたside)
あなた「私の居場所は、ここでいいんですよね?私は、ここにいてもいいんですよね?」
私は、十四郎さんを見て言った。
目に、涙がたまっているのがわかる。
こぼれないで、この涙。
私は、いるだけで迷惑かもしれない。
でも、私はここにいたい。ここが、居場所であってほしい。
ギュッ
あなた「!?!?/////」
すると、いきなり十四郎さんに抱き締められた。
土方「当たり前ェだろ。お前の居場所は、ここでいいんだ。攘夷志士の娘とか、そんなの関係ねェ。迷惑なんかも、思っちゃいねェ。
お前は・・・立派な俺たちの仲間だ。」
あなた「!!」
十四郎さんの声はとても優しかった。
目から、涙がこぼれ落ちた。
あなた「うっ・・・ひっ・・・。」
なんで、泣いてるの、私。
泣かないって、決めたのに。
すると、十四郎さんの私を抱き締める力が強くなった。
土方「今日だけは、泣いてもいいだろ?」
今日・・・だけは・・・。
あなた「っ・・・。」
私の目から、涙がどんどん溢れ出る。
ここが、居場所でいいんだ。
誰も、迷惑なんて、思っちゃいなかったんだ。
・・・山崎さんの言う通りだったなぁ・・・。
すると、十四郎さんは私から離れた。
私は、十四郎さんを見た。
滅多に微笑んだりしないのに、十四郎さんは微笑んで私を見ていた。
あなた「(ドキッ ///////」
私の体温が上昇していく。
鼓動も速くなる。
あぁ。そうか。
私は、十四郎さんが好きなんだ・・・。
でも、その気持ちは・・・
・
・
いけないもの。
(沖田side)
土方さんと屯所に戻り、Aを探し始めた。
土方さんの話は、すごく驚いた。
昔、そんなことがあったなんてな。
俺は、Aに会いたかった。
会って、辛さも苦しみも、全て抱き締めてやりたい。
昔から、好きなやつだから。
それなのに・・・
沖田「!?」
Aの部屋についた俺が見たのは、Aを抱き締めている、土方。
なんで・・・抱き締めてんだよ。
土方・・・コノヤロー。
沖田「ふざけんな・・・。」
俺は、二人に聞こえないくらい小さな声で呟いた。
そして、Aの部屋をあとにした。
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姫桜(プロフ) - 初めまして、とっても面白いです!友希、お願いします♪ (2012年6月9日 19時) (レス) id: e8f1e46067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心結 | 作成日時:2012年6月9日 12時