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圭太さんと一緒に暮らし始めて、数日が経った。
今日は私はお休みだけど、圭太さんはお仕事。
今日は早めに帰って来れそう、って言ってたからさっさと買い物に行っておこう。
夜ご飯は何にしようかな、なんて考えながら玄関のドアの鍵を閉めていたその時。
「…あ！」
と、向こうから大きな声が聞こえた。
びっくりして声のした方を向くと、多分ハーフ？の男性がいた。
………誰？
どうしよう、目が合っちゃったんだけど…！
「…もしかして、圭太の彼女ちゃん？」
こっちに向かって歩いてきたかと思えば、いきなりそう聞かれた。
圭太の、って言ってるから…圭太さんの知り合い？
よくわかんないけど…この状況で無視するのも逃げるのも絶対無理だし…
「は、はい…」
「やっぱり！ずっと会ってみたかったんだよね〜！あ、俺宗佑磨っていいます」
そう言って差し出された名刺には、“中嶋組若頭補佐 宗佑磨”と書かれていた。
なるほど、中嶋組の人だったんだ…
「あ、えと、AAです…」
「Aちゃんね。よろしくー！」
「よ、よろしくお願いします…？」
なんか明るい人だなぁ。
…でも、この人もヤクザなんだよね。
人って見かけじゃ本当にわかんない…
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作者名：みいこ | 作成日時：2024年3月6日 0時
