【鬼滅の刃】私は貴方に騙されたい【童磨】

最終話 ページ9

半年後。


満月がとても大きく見える夜に、少年たちは鬼へと変わった少女と再会した。


少年たちはとても悲しい顔をした。


「笑ってよ。きっとこれが最後なんだからさ」


少女は言った。


月光に照らされた少女はとても美しかった。


とくに、虹色に輝く瞳はずっと見ていても飽きないほどに。


少年たちは鬼狩りとして、少女は鬼として全力で戦った。


「……ごめんね、ありがとう」


最後に、少女は誰にも聞こえないような声でそう呟いた。







勝敗の行方は、その夜その場に居た者しかわからない。









ー終ー

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