検索窓
今日:8 hit、昨日:23 hit、合計:465,400 hit

注意28 ページ28








「.......ぐく」



JK「どうした?」



「なんでもない、けど、」



JK「部活行きたくなくならせんのやめて」






タオルで顔の水分を拭き取っている上裸のジョングクに後ろから手を回すと少し怒られる。






「部活、頑張ってね」



JK「校門でた瞬間から電話する」



「事故っちゃダメだよ」



JK「大丈夫だよ」



「本当は私も一緒にいたいけど、ジョングクが試合で活躍するところ見たい」



JK「試合で勝ったらいい所連れていってあげる」



「どこ?」



JK「内緒。7月3日と4日。空けといてね」



「暇人なの知ってるくせに」



JK「そうだった」



「ムカつくけど堪える」



JK「ん、えらいえらい」









 








 









「もう9時になっちゃったね」



JK「これくらいの遅刻なら何とかなる」



「遅刻は遅刻でしょ」






お互いに準備を整えてそんな会話をしながらジョングクの家を出た。



私の家と学校は真反対だからここでお別れ。






「何時に終わるの?」



JK「3時」



「携帯持って待ってるね」



JK「うん。送ってやれなくてごめん」



「いいのいいの。そこまで遠くないし」



JK「.......ん。じゃあね、」






私の頭に手を乗せて数回上下させたら少し名残惜しそうに学校へ向かっていった。



そんなジョングクを遠くまで見届けて私も家へと向かう。



そういえばもうすぐ付き合って1年か。



友達からはまだ1年も付き合ってないんだってよく驚かれるけど、私もそう思う。



ジョングクと付き合い始めた頃は多少初々しさはあったものの、数ヶ月もしたら安定してた。



小学生の頃公園で一緒に遊ばなかったっけ?って思うほどずっと昔から一緒にいるような感覚。



高校入ってから知り合ったなんて嘘みたい。



でも初めてジョングクを見た日から何か惹かれるものがあったのは確かで、ジョングクもそんなことを言ってた気がする。



正直ここまで続くとは思ってなかった。



2年でクラス離れると思ってたし。



ジョングクはモテるから他に女作っても不思議じゃなかったから。



だけどもう1年。



別れを考えた日なんて1度もなかった。



ジョングクから他の女の匂いがすることもなくて。



私たちって上手くいってるよね?



そう思ってるのは私だけじゃないよね?



来年も一緒にいられるよね?






「一緒に、いたいなあ......」






そんな独り言は雲ひとつない青空に消えていった。



 

注意29→←注意27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (441 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1940人がお気に入り
設定タグ:ジョングク , BTS , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MF - ホソクさんカッコイイ (2021年3月19日 14時) (レス) id: 173fa5324a (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - Rionさん» 遅くなってしまってすみません...!少しずつですが頑張ります! (2020年12月14日 1時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
Rion - すごく面白い!早く続きがみたいです!! (2020年9月28日 22時) (レス) id: 5112e4be40 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - にこさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月30日 14時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 面白いですねw更新頑張ってください!これからも応援しています* (2020年8月3日 23時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しお | 作成日時:2020年5月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。