ジョングク注意報 ｰJKｰ

注意18 ページ18

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「あー、体育やだあ」



HY「バスケじゃん。楽しいじゃん。簡単じゃん」



「球技は苦手なの」



HY「それは可哀想」



「ジョングクに教えてもらうからいいもん」



HY「よかったねグラウンドが工事中で」






そう。体育祭までにグラウンドを整備するため、今はグラウンドを使って体育ができない。



だから体育館で男女混合の種目をやる。



って言っても真ん中で仕切られてるんだけど。






JK「Aこっち来て」



「ジョングクー、バスケやだ」



JK「絶対言うと思った。でも見てて」






基本男子ゾーンに行っちゃダメだけど、そんなのみんな無視してるからほぼ関係ない。



女子は男子がバスケしてるところを見てキャーキャー言って、男子もそれで調子に乗る。



先生も多分諦めてる。



ジョングクがチーム組んでプチ試合を始めたから女子全員集合で眺めだした。






「.......かっこい」






ボールは俺のものだと言わんばかりに絶対相手チームには渡さないジョングク。



ドリブルをしながらスパスパと敵を交わしてゴールを決めた。






HY「見惚れててもいいけどさ、こいつらどうすんの」



「あー、どうしよう」



HY「猿みたいにキーキー言っててうるさい」



「また人気出ちゃうなぁ.....」



HY「ジョングク一途だからあいつから離れて行くことはないだろうけど、いつかAに手出す女子いそうで怖い」






“Aに勝てる女子はいないよ”って言われたけど、勝ちにくる女子はいるんだよね。



たまに挑発されるけど無視してるし正直どうでもいい。



ジョングクにフラれる以外で私が別れたいと思うわけないし。



脅されたからと言ってジョングクと距離を取ったりはしない。






「そのときはそのときだよね」



HY「もう少し危機感持ちなさいよ」



「私が怖いのはジョングクに捨てられることだけ」



HY「だからそれはないって」



「わからないじゃん」






いつどこで私より素敵なナイスバディのお姉さんに会うかわからないんだよ。



ジョングクの心が揺らいだら終わりだもん。



　

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