男水！

第2話☆ ページ4

原田｢これ、オリンピックっぽい凄いのやりにきたっ…！｣

(足を滑らせて、水中へ

晴美｢原田、真面目にやる！｣

秀平｢そのためには、基本が大事なんだよ。｣

原田｢だって俺、こんな地味なことやってらんないっすよ…｣

結太｢水泳初心者がよく言うよ…
スタイルワンもまだ決まってないんでしょ？｣

原田｢何それ？｣

秀平｢得意種目のこと。｣

原田｢へー、なんかカッケェ！
結太は何なの？｣

結太｢長距離｣

原田｢じゃあ、俺は長距離いがーい！｣

晴美｢ほら！無駄口叩いてないで、真面目にやる！全身の筋力効果には、水中エクサが一番なんだからね！
はい！｣

原田｢早く泳ぎてーな…｣

秀平｢晴美のメニューを信用してあげて？
泳ぐ前には必要なことだから。｣

晴美｢秀ちゃん…｣

貴方｢晴くん、ドリンク出来た。｣

晴美｢あら？ありがとうー！
スタート台の近くに置いといて！｣

結太｢あの…大樹先輩泳いでますけど…｣

原田｢確かに…｣

貴方｢いーなー…
泳げるって…｣

秀平｢瑞希も泳いだら？
端のコース空いてるし使っても構わないよ。｣

原田｢え、瑞希先輩も泳げるんっすか？！
スタイルワンとか決まってるんっすか？！｣

貴方｢一応ね。
でも、スケベの原田の前では絶対に泳がない。｣

原田｢んなっ！
何でっすかー！｣

秀平｢ハハハ笑｣

晴美｢ほら！
ちゃんとやーる！1.2.3.1.2.3｣

水中エクサ終了☆

秀平｢じゃー、50m5セット！サークル1分20で。｣

原田｢やっほーい！｣

(飛び込み

秀平｢よーし、じゃあ…50から行くぞ！
三秒前ー！よーい…！｣

ピーｯ！

晴美｢ったくもー…うちの部員ちゃんの辞書に、協調性って言葉はないのかしら？｣

秀平｢まぁまぁ…。｣

貴方｢ないね。
残念ながら…｣

原田｢先輩…！俺の肉体が喜んでますよ！
見てました？！瑞希先輩！｣

晴美｢そりゃ結構…。｣

貴方｢見てたよ。｣

原田｢もしかしたら俺、次の大会で優勝しちゃうかも知れません。｣

秀平｢期待してるよ。｣

原田｢まーずは、あいつらを倒さなきゃだな。
えーっと…1位を独占してた…なんだっけ？｣

結太｢龍峰高校。｣

原田｢そう、それ！
それだけ異常だったよな…｣

結太｢当たり前でしょ。
龍峰は、競泳強豪校なんだから…｣

原田｢へー、龍峰ってそんな凄いんっすか…｣

晴美｢まぁ、この辺で水泳やってる子は一度は憧れるわね。｣

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