第1話 新米教師と薔薇組の5人 ページ3
ナレーションサイド
「ここで､あってるよね…?」
黒い髪のポニーテールをして､白いブラウスと黒いショートパンツスタイルの女性が
トランクを持って大きな門の前に立って見上げていた｡
女性は門の近くにあるインターホンを押す｡
『はーい』
インターホンから女性の声がした｡
「早乙女Aです｡今日からお世話になります」
『お待ちしていました｡どうぞ』
大きな門がゆっくりと開いていく｡
ポニーテールの女性はトランクを握りしめてから､門を通り抜けた｡
Aside
私､早乙女A｡
ある日､夕飯の買い出しをして帰る途中､ならず者に襲われていた
女の子達を助けたことがきっかけで､助けた彼女たちが
士官学校に報告したことから私を教師として招かれることになったのです｡
助けた彼女たちは､なんと士官学校の生徒たちでした｡
その話を聞いた校長先生が､私の素質を高く評価して
スカウトしたのでした｡
5階建ての大きくて立派な校舎の中に入ると､
灰色の髪で眼鏡をかけた､50代ぐらいの女性が立っていた｡
校長「ようこそ､士官学校へ」
女性は､ゆっくりと頭を下げた｡
上品のある人だなぁ…｡
校長「士官学校の校長でございます」
A「早乙女Aです｡今日からよろしくお願いします」
校長先生は「ご案内しますね」と職員室へ連れていった｡
赤いタイルの床に､赤茶色のレンガで作られた壁｡
まるで､西洋の洋館みたい｡
校長「こちらが職員室です｡どうぞ」
A「はい､失礼します」
職員室に入ると､ここの学校の教師の皆さんが私の方を見た｡
不思議そうに見ている先生､あまり興味のない目で見ている先生｡
いろんな先生がいる｡
校長「皆さん､おはようございます」
教師たち「おはようございます」
校長「本日から皆さんと同じく､士官学校の教師になる早乙女先生です」
A「早乙女Aです｡本日から､お世話になります｡よろしくお願いしますm(_ _)m」
教師たち「よろしくお願いします」
挨拶を終えて､校長先生が私の席へ案内してくれた｡
校長「早乙女先生の席は､こちらです」
私の席は､右端の一番奥の席だ｡
トランクから必要な物だけを出して､下に置く｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セーラーローズ(プロフ) - ふーちゃんさん» コメント､ありがとうございます｡申し訳ありませんが､近々削除を考えているので更新は出来ないかもしれないです…｡ (2019年11月20日 16時) (
レス) id: 1a91ea82b6 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - この話好きです。更新待っています。 (2019年11月20日 14時) (レス) id: 41c6bbf51f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美月&セーラーローズ x他1人 | 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2019年8月10日 22時
