きみから・・2 (ページ36)

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その先の覚悟～You ページ36

トゥギヒョンにきつく抱きしめられて、その想いを知るようだった。

始まってしまった恋愛は、終わりの期限に向かっている。
私たちの始まりは、終わりに向かうだけ・・・。

限られた時間の中で、彼の不安や焦りを、和らげる存在になりたかった。

想いあがりだと言われても、その日まで彼を穏やかに愛していたかった。

LT「・・・・・・ベッドに･･･行こう」

彼の言う意味が、何を意図しているかわからないわけでもないのに、そうすることができない。

いま、この苦しみを忘れるために、その先に進めば、そのずっと先の苦しみを覚悟しなければいけない。

彼に、それをさせたくなかった。

LT「A・・・Aを抱きたい」

私を見て、視線を外さない彼に、この想いをどう伝えていいかわからなかった。

「・・・もっと・・・・苦しくなるのに？」

彼の顔が、苦々しくゆがんで瞳が揺らぐ。

「私は・・・トゥ・・・・・ジョンスしを、そんな風に苦しくさせるんですね？」

LT「A・・・そぉじゃない」

「始めなければ・・・そんな顔をさせなかった」

LT「A・・・」

私を放して、彼はソファに座る。

LT「Aは・・・そう想ってるの？始めなければよかったって・・想ってるの？」