辛いほう？〜You ページ4
上から下まで、視線を流す亜紀を 睨んでみる。
「なに？」
亜紀「ま・・詳しく聞こうか」
亜紀が椅子に座り直して、私も隣に座る。
今回の経緯を話すと・・・亜紀が、大げさなため息を漏らした。
亜紀「はぁ〜〜〜〜〜っ。なんなの？その展開・・・は〜〜〜、恐れ入ったわ・・」
「そんな・・言い方しないでよ・・」
亜紀「悪気があって言ってるんじゃないわよ？ 驚いているのっ」
「ま・・・そうだよね？驚くよね・・ごめん」
亜紀「ほんとに・・・・大丈夫なの？」
「ん？」
亜紀「イトゥク氏・・・・入隊・・・控えてるのに・・」
「ん・・だから・・・いまは、トゥギヒョンのそばに居たいの」
亜紀「辛い・・想いするんじゃないの？」
「いまは・・・わかんない。 トゥギヒョンが入隊するって、どんなことなのか・・想像できないし・・・」
亜紀「でも・・入隊したら・・２年だよ？」
「ん・・それ・・なんだけど・・」
亜紀「なに？」
「トゥギヒョンが入隊する・・まで・・・なの」
亜紀「は？」
「トゥギヒョンには・・・言ってないけど・・、トゥギヒョンが入隊するまで・・もしくは、その少し前までで・・・終わりにして、その後は・・・日本に帰る」
亜紀「ちょ・・・A？」
「トゥギヒョンと付き合って、私やっと 日本でのこと吹っ切れる気がする。コッチに来たときは、もう誰かを好きになるなんて思えなかった。だから、日本に帰る事も・・考えられなかった。でも、トゥギヒョンのそばに居たい。って思って。トゥギヒョンを好きになって、付き合うことにしたら。逆に、トゥギヒョンを見送った後、ココに居ちゃいけない気がする」
亜紀「A・・・ってさ・・・なんで そぉ・・辛い方を選ぶかね？」
「辛い方？かな？」
亜紀「だってさ・・」
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作者名：みゆず | 作成日時：2013年6月1日 7時
