おねだり〜LT ページ25
今夜は、日本語の練習のあと Aを送ってAの部屋に行く。
昨日のうちにAにメールで伝えていて、Aも承知している。
メンバーと一緒の仕事を終えて、俺は一度寮に戻って自分の車で出直した。
遅れて練習室に着くと、Aを囲むようにして練習が始まっていて、俺も合流する。
何度か繰り返し練習したところで、一度休憩になった。
今日のみんなは、Aの周りから離れない。
RW「さっきの・・・僕のところ、もう一回ヌナ歌って聞かせて？」
A「ふふ・・りょうくたんの方が上手に歌えてるから、私が歌わなくてもいいでしょ？」
EH「じゃあ、俺のパートは？」
A「うにょくんのパートは、ラップだもの、私には歌えない(笑)」
今日はやけに代わる代わる、Aにおねだりしているように思う。
「なんの話？」
RW「ヌナね。僕らが来る前 イェソンヒョンとキュヒョナとＫＲＹで歌う日本語の歌、歌ってたの。僕のパート」
リョウクが説明してくれる。
「ほんと？」
Aを見ると、恥ずかしそうにしながら、手を前でパタパタと振る。
A「歌った。なんてものじゃないですよ？ ハミングみたいな感じ(笑)」
YS「いや・・それがナカナカ上手だった」
イェソンが真顔で言う。
DH「俺らが入ってきたら、やめちゃったんだよ、そのあと歌ってくれないの」
「Aの 歌って、聞いたことないな」
RW「でしょ？ だから、歌ってってお願いしてるのに〜〜」
A「みんなの前でなんて、恥ずかしい(笑)」
SM「さっきは歌ったのに？」
KH「イェソンヒョンと俺だけ・・特別なんですよ？ 日本語の練習に熱心だからっ」
RW「僕だって、ちゃんとやってるよ〜」
ずいぶんリョウクが食い下がったが、結局 その後もAは歌うことはしなかった。
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練習を終えてAを助手席に乗せて帰り道。
「今日も疲れただろ？」
A「いつも言いますけど、私よりトゥギヒョンたちの方が忙しくて疲れてるでしょ？私は比べ物にならないですよ？(笑)」
「歌・・・歌って？」
A「トゥギヒョンまで言うんですか？(笑)」
「キュヒョナだけ特別みたいで悔しいから」
A「兄さんも居ました(笑)」
「いや、イェソンが居ても・・、キュヒョンが特別なのは悔しい(笑)」
A「また〜〜(笑)」
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作者名：みゆず | 作成日時：2013年6月1日 7時
