きみに触れたい〜LT ページ1
愛しくて、Aを思わず抱き寄せようとすると・・
A「ちょ・・・トゥギヒョン、ここ・・外ですよ？」
「暗いから・・・ダイジョウブ」
A「ダ・・ダイジョウブじゃないですっ」
俺の腕からもがいて出ようとする。
「ちょ・・・A、こういう光景のほうが・・逆にマズイって・・俺が無理やり・・何かしてるみたいだろ？」
Aの力が抜ける。
「はぁ〜〜・・わかった・・我慢する」
俺が手を引くと、大げさに助手席に座りなおすA。
「ほんと・・・面白いな・・Aは・・・敵わないよ(笑)」
A「ごめん・・・なさい・・」
「さっきは、少し大胆に思えたんだけど・・？」
A「え？」
「俺が・・・Aの頬に触れたとき・・」
A「ぁ・・・あぁ・・・」
覗き見るように、Aに顔を近づける。
A「・・あの・・ときは・・・」
「ん・・」
もっと、近づける。
Aは、身体を引いて小さくなる。その姿が可愛い。
A「ちょ・・・トゥギヒョン。近い・・です」
「さっきは、もっと近かったよ？・・・で？あのときは？」
A「・・・私も、トゥギヒョンに触れて欲しかったから・・」
「もぉ・・そういうことは、そのときちゃんと言ってよ〜」
我慢できずに、やっぱり抱きしめる。
A「・・っ・・トゥギヒョン・・」
Aの手が、俺の腕をトントンとする。
こういう仕草ひとつひとつが、愛しい。
「はやく・・・もっと・・・いっぱい・・抱きしめたい」
A「・・・次は・・・次からは・・・部屋で・・待ってますから・・」
「え？」
Aの言葉に、驚いて身体を離す。
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作者名：みゆず | 作成日時：2013年6月1日 7時
