女子力 10 ページ10
(大倉 side)
横山「ここやで、リハーサル室。」
ｶﾞﾁｬ
開けた瞬間、場がシーンとした。
亮ちゃんはというと、さっきの子に何か言われとる？話しとる？
ても、まあそんな感じ。
俺を見るなり青ざめるその子。
丸山「たっちょん！！！」
丸ちゃん、おったんや。
横山くんは、さっきの子の手引いてどっか行ってもうた。
俺だけ、頭混乱したまま突っ立っとる。
あ、亮ちゃんや。亮ちゃんのこと聞かな。
『亮ちゃん、どういうこと？』
錦戸「すばるくんたちが、おる学校行った。ここには、1年前から入らせてもらっとる。」
俺、めっちゃ心配してんで！
錦戸「過保護すぎる大倉が面倒になったんもある。」
·····過保護？俺が？え、そうなん？俺、過保護なん？
錦戸「親でもないやつに、あんな心配ばっかされたない！俺、もう高校生やで！人に言われへくても行動できるわ！」
他のみんなは笑っとった。
錦戸「大倉は友達としては、ええ奴やったけど。過保護なとこは嫌いや！」
亮ちゃん、はっきり言いすぎや·····。傷つく。
錦戸「ところで、すばるくん。あいつ、ええん？」
渋谷「おん、ええよ。」
錦戸「横山くんと行ってもうたで。」
渋谷「ヨコに任せる。もう俺、あいつの何でもないし。」
錦戸「すばるくんの、そういうとこ好きや。」
渋谷「やめい！」
何かもうホンマに分からんのやけど·····。
会話についていかれへんわ。
·
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作者名：グァテマラ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miyumomo061
作成日時：2018年6月11日 18時
