偽女子モドキ〝緑〟 (ページ6)

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女子力　６ページ6

(倉崎 side)

とりま、すばるがおるであろう場所へ。

公民館の小さなリハーサル室を毎週土曜に借りて練習しとるらしい。

中学ん頃からバンド組んどった。

あ、ここや、多分。

公民館、入ってすぐ。すぱるの美声が耳に入る。

あ、懐かしいなぁ。ホンマに。

では、いざ出陣！

『失礼しまーす。』

あ、紗愛(さな)とヨコとヒナもおるやん！

あ、紗愛とは私の友達やねんな。

めっちゃ久しぶりやわぁ。

紗愛「えっ、A？久し振りやね！元気やった？」

『元気やで！紗愛は？ヒナとは進展あった？』

紗愛「いやー、全然やねんな(笑)クラス分かれてもうてん。」

『マジかー。でも、まだチャンスあるて！頑張りな！』

紗愛「Aも早よ彼氏作って紹介してな！」

その言葉スルーさせて頂くー笑笑

信ちゃんにまだ片想い中か。

早く叶うとええね····♡

渋谷「おい、A。何やねん、急に。」

『····久し振りー♪』

どうやら、お怒りのようで。

横山「来るなら言うてくれよ。心臓、止まりそうなったやん。」

何であんたのが止まりそうになってんの？(笑)

『信ちゃんも久し振り！』

村上「相変わらず。元気やなぁ。」

学校ではそうでもないんだー(笑)

『そちらのお方は？』

渋谷「···マル。丸山隆平。」

ベースか。。

渋谷「お前の代わりや。」

紗愛「すばる、Aがおらんようなって寂しいんやで。」

あららー♪寂しかったんやね、すばるくん♪

言うてくれたら、良かったのに。

渋谷「寂しくなんかあらへんわ！」

意地張んな、めんどいやろ！

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