ars家は、マザコンが多い・・・・。ぱぁーと2 (ページ19)

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Ｓｉｄｅ智

自然と目が覚めた。

少し重い体を起こして部屋を見渡す。

まーくんと和と潤くんが肩を寄せあって寝ていた。

翔くんがいない。

不思議とおいらは冷静だった。

きっと････夢のなかで貴方に出会えたから

おいらはきっと、貴方の笑顔でおいらの味方だって言ってもらいたかっただけなんだ。

重い体を無理矢理立たせ、窓の前に立つ。

窓を開けると少し肌寒い。

秋が近づいている証拠だ。

運が良いのか、今日は星が綺麗だ。

死んだ人は星になって、残った人たちを見守ってくれているって、昔絵本で読んだ。

その頃のおいらは妙に冷めていた。

だから･･･死んだら終わりだと思っていた。

でも、今はそんなおとぎ話をも信じてみたい気持ちになる。

翔くんもまーくんも和も潤くんもみんなみんな愛してる。

みんなを見るたびに貴方の面影が頭を行き来する。

みんなをとうして貴方を見てる。

こんな、おいらは最低かな？

最低だよね･･･

わかってる････

昔から死ぬ勇気も人を信じる勇気も何にも、何にも、持ち合わせていない。

星を眺めていたら、階段を上がる音が聞こえた。

その直後に星が何かをいった気がしたんだ。

「全てを話せばみんな苦しまずにすむ」って

言った気がしたんだ。

都合のいい、略しかたかもしれない

でもね････みんなを騙すのはもうつかれたの

智「そうだね････

そろそろ事項かな？」

なぜか････かたくなに嫌だった、全てを話すことを貴方と話した後だったら、無理なく話せるとおもう。

扉の開く音がした。