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そんなことは ど う で も い い 3 ページ3
「今日の食糧担当は龍之介と市太郎だ。」
いつの間にか私は貧民街で暮らすようになっていた。
交番に行っても何も分からない上に、家出と間違えられ保護されそうになった。
保護された方が良かったのだろう。
だがしかし、私には。
そのような事よりも。
何よりも勝るものがあった。
「……好奇心とは恐ろしいものだ。」
「何か言ったか?」
「いや、大した事じゃない。それより銀はいるか?」
物陰から出てきたのは可愛らしい女の子。
それにしても。
「龍之介もマシな顔をするようになったじゃないか。」
こんな私でも長くいれば情が湧く。
それ故。
願わくば、
彼らに少しでも多くの幸があらんことを。
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作者名:葡萄 | 作成日時:2017年12月9日 16時