検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,268 hit

そんなことは ど う で も い い 3 ページ3

「今日の食糧担当は龍之介と市太郎だ。」







いつの間にか私は貧民街で暮らすようになっていた。






交番に行っても何も分からない上に、家出と間違えられ保護されそうになった。







保護された方が良かったのだろう。








だがしかし、私には。







そのような事よりも。







何よりも勝るものがあった。









「……好奇心とは恐ろしいものだ。」








「何か言ったか?」







「いや、大した事じゃない。それより銀はいるか?」







物陰から出てきたのは可愛らしい女の子。









それにしても。








「龍之介もマシな顔をするようになったじゃないか。」








こんな私でも長くいれば情が湧く。







それ故。








願わくば、








彼らに少しでも多くの幸があらんことを。

そんなことは ど う で も い い 4→←そんなことは ど う で も い い 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:トリップ , ストックホルム症候群 , 薬屋   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:葡萄 | 作成日時:2017年12月9日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。