検索窓
今日:22 hit、昨日:8 hit、合計:159,817 hit

第5話 ページ6

佐川 side

俺は今登校中!なぜなら〜…ツッパリだからだ!!!
ツッパリは遅刻してなんぼだろ!



「ん…?」

校門を通って玄関に行こうとしたら、女がいた。

女「あんた、三橋ってやつ知ってるかい?呼んでくれ!」


「あ、いやまぁ知ってますけど…。」

なになに?! 急に何?! 昨日転校して来たばっかでもう好きになっちゃったの?!これはやべぇなぁぁあ!

女「早く呼んでくれ!」

「あぁぁ、はいっ!」

女って怖ぇ…考え事してただけなのにぃ…。

ま、教室行くか!!!

......................................................

in教室

「みーつはーしさーん!」

三橋「何?どしたの佐川。」

「俺、今登校してきたんすけど、女が三橋さんを呼んでたんすよ。」

三橋「そいつ…可愛い?」

俺が見た限りでは、俺の彼女の方が断然可愛いから、

「ブスっす。」

と答えた。

三橋「伊藤くーーん!玄関のあたりに女の子がいて、伊藤くんを呼んでるんだって!!!」

伊藤「なぁんで俺が女の喧嘩に参加しなきゃいけねぇんだよ。」

三橋「もしかしたらぁ、『好きです!付き合ってくださぁい!』なんて言われるかもしれねぇじゃねぇか!」

確かに!三橋さんの言う通り!俺もそう思う!!!行け!三橋さん!←

伊藤「転校早々他校の女に好かれる筋合いはねぇ。てか、お前ビビってんだろ!」

三橋「ビビってねぇわ!」

最終的にはビビってる、ビビってない、というくだらない喧嘩になり、2人とも行くことになったが、三橋さんは玄関の隅で様子を伺うようだ。

......................................................

A side

やっぱりダメかな?
京子と明美は物陰に隠れていて、私はちょいと体の大きい子に隠れている。

「ねぇ、どう、来た?」

私が小さい声でそう言うと…

女「1人、なんかつんつん頭が…おい、あんたが三橋さんかい?」

つんつん頭の人…こんな人いるんだな…この人が三橋さんなのか…。

伊藤「いや、俺は伊藤です。」

What ?! あー、伊藤さんって三橋さんの相棒の人か…。

女「あんたが相棒の伊藤さんかい!」

ナイス!

伊藤「あ、相棒?そ、そうだね、うん。でも俺は女の喧嘩に乗るわけには行かないんだ。早いとこ帰りな。」

ここでぇ!私達の出番じゃぁ!

「そう…やっぱりダメですか…。」

京子「どこの誰に言っても無理みたいで。」

明美「お願いします。三橋さんがいないなら…」

「伊藤さんでいいかな。」

伊藤さん、顔緩みすぎ。

後ろの金髪…誰や。

第6話→←第4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
185人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。