第5話 ページ6
佐川 side
俺は今登校中!なぜなら〜…ツッパリだからだ!!!
ツッパリは遅刻してなんぼだろ!
「ん…?」
校門を通って玄関に行こうとしたら、女がいた。
女「あんた、三橋ってやつ知ってるかい?呼んでくれ!」
「あ、いやまぁ知ってますけど…。」
なになに?! 急に何?! 昨日転校して来たばっかでもう好きになっちゃったの?!これはやべぇなぁぁあ!
女「早く呼んでくれ!」
「あぁぁ、はいっ!」
女って怖ぇ…考え事してただけなのにぃ…。
ま、教室行くか!!!
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in教室
「みーつはーしさーん!」
三橋「何?どしたの佐川。」
「俺、今登校してきたんすけど、女が三橋さんを呼んでたんすよ。」
三橋「そいつ…可愛い?」
俺が見た限りでは、俺の彼女の方が断然可愛いから、
「ブスっす。」
と答えた。
三橋「伊藤くーーん!玄関のあたりに女の子がいて、伊藤くんを呼んでるんだって!!!」
伊藤「なぁんで俺が女の喧嘩に参加しなきゃいけねぇんだよ。」
三橋「もしかしたらぁ、『好きです!付き合ってくださぁい!』なんて言われるかもしれねぇじゃねぇか!」
確かに!三橋さんの言う通り!俺もそう思う!!!行け!三橋さん!←
伊藤「転校早々他校の女に好かれる筋合いはねぇ。てか、お前ビビってんだろ!」
三橋「ビビってねぇわ!」
最終的にはビビってる、ビビってない、というくだらない喧嘩になり、2人とも行くことになったが、三橋さんは玄関の隅で様子を伺うようだ。
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A side
やっぱりダメかな?
京子と明美は物陰に隠れていて、私はちょいと体の大きい子に隠れている。
「ねぇ、どう、来た?」
私が小さい声でそう言うと…
女「1人、なんかつんつん頭が…おい、あんたが三橋さんかい?」
つんつん頭の人…こんな人いるんだな…この人が三橋さんなのか…。
伊藤「いや、俺は伊藤です。」
What ?! あー、伊藤さんって三橋さんの相棒の人か…。
女「あんたが相棒の伊藤さんかい!」
ナイス!
伊藤「あ、相棒?そ、そうだね、うん。でも俺は女の喧嘩に乗るわけには行かないんだ。早いとこ帰りな。」
ここでぇ!私達の出番じゃぁ!
「そう…やっぱりダメですか…。」
京子「どこの誰に言っても無理みたいで。」
明美「お願いします。三橋さんがいないなら…」
「伊藤さんでいいかな。」
伊藤さん、顔緩みすぎ。
後ろの金髪…誰や。
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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時