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第3話 ページ4

A side

「ほんとにありがとう。喧嘩の後早くに病院に行ったから、すぐ治るみたい。」

智司「そうか。良かったな。」

この人、ほんとに頭?あの開久の?

「片桐さん、だよね?」

智司「ああ。そうだが?」

本物でしたぁー!

「開久って喧嘩強いし、ツッパリしか居ないからその、頭の人も相当やばいんだろうなぁって思って…って私めっちゃ失礼な事言ったな…。」

やべぇーー。本心言っちゃいました。ごめんなさぁい!
あれかな?頭殴られたからかな?おかしくなってんのかな。

智司「まあ、普通はそう思うだろ…。」

「あの、ごめんなさい。名前聞いた時だけだから…それを思ったのは…。今はもう全っ然そんなこと思ってない!今は、喧嘩強くて、すごい優しい男前な人って思ってる。」

智司「そ、そうか…。」

気のせいだと思うけど、少し片桐さんの頬が赤くなっていた。

智司「もう遅いから家まで送る。チンピラはアホだからな。包帯とか巻いてても容赦なく殴って来やがる。」

「ありがとう!」

智司「成蘭の番なんだろ?」

「うん。」

智司「なんか名前だけは聞いた事あんだけどよ、別に誰を倒したとかそういうのは聞かねぇんだが…。」

なんで名前聞いたことあるんだ?実は有名人だったり…って、私はバカかぁぁ!ほんとに頭おかしくなってる。

「あのね、喧嘩はするよ?するんだけどね、しないの。」

智司「は?」

「あぁーー。ごめん。頭おかしくなってる、絶対。殴られたからかなー、なんてね。
えっとね、喧嘩を吹っかけられても、私はほとんど出ないだけ。同じ番張ってる京子とか、まあまあ強い明美にやらせて、援護が必要だなーって思ったら喧嘩するって感じ。」

智司「お前、ほんとに喧嘩できんのか…?実は弱くて、とか…」

「そんなことない!怪我治ったらタイマンしてあげようか?」

智司「いや、女相手はな…。確かさっき、うちの生徒5、6人倒してたろ。」

「なのかな?まあ何人か倒した記憶はある。」

智司「女相手に天下の開久がやられてるんだ。お前普通に強ぇだろ…。」

この人さっき言ってたこと覚えてる?矛盾してる…

「だから言ったじゃん。」

この人とお話するのすごい楽しい。
お互い上の存在だから、何が大変だーとかそういうのも分かってるし、片桐さんもそんなに戦わないみたいだから似てるし…。まだ話してたいんだけど…

「私、家ここだから。じゃあまた!またどっかで会お!喧嘩の場だけはやだな…笑」

智司「じゃあな。」

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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時

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