第28話 ページ29
ー次の日ー
A side
実は昨日、智司を私の家に泊めて行った。
思い出すだけでニヤニヤしちゃう。
やましいことなんて1つもやってないけど…。やっぱり彼氏とお家って新婚さんみたいじゃない…。
京子「A〜!どーした?ニヤニヤしてんぞ?」
「え?んふふ…。京子こそ…ニヤけてるじゃない。」
明美「2人とも…気持ち悪いっすよ…」
京子・A「それが頭に対する態度か〜!ぼけぇぇー!」
明美「あぁー、すいません。」
なぜ?何故棒読みなの明美。私の事、私たちのこときらい?
明美「あ、嫌いじゃないっすから。」
「エスパぁー?!」
明美「何言ってんすか??」
ダメだ、明美がいちばん怖い…。
明美「そう言えば知ってるっすか?」
「ん?何を?」
明美「軟高に、新しい生徒指導の先生来たみたいで、そいつが元ヤクザらしいんすよ。普通の生徒に対してもハゲにしたりとか…。」
京子「う、嘘だろ?!普通の生徒でもそうなるって伊藤さん…」
「伊藤くんと三橋くんは強いから平気じゃないかなぁ…。念の為、だけど放課後行く?軟高。」
京子「行く!行きます!行かせてください!」
そんな言わなくても、と思いながらもだるい授業を受けに教室へ足を進めた。
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京子 side
今授業中なのは分かってるけど、伊藤さんのことが気になってしょうがない。
髪の毛無くなってたらツンツン出来なくなっちゃう…。
一日の授業が終わると、Aから『ずーっとソワソワしてた。』と言われ、早く行こ!と申し出た。
はいはい、と呆れながら返事をするものの、明美もAも下っ端もみんな着いてきてくれた。
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in軟高
伊藤 side
授業が終わり、玄関をくぐると男子生徒がわちゃわちゃしてるのが目に入った。この学校に可愛い子いたっけなんて考えながら三橋とそっちの方向に足を進めると成蘭のみんな。
A「はぁー。もう京子。時間は考えよ?人が多い…。」
京子「Aが可愛いからだろ!」
A「可愛いのは京子ー!」
明美「あー、もういいっすから!早くしてください!」
京子「はぁ、伊藤さぁん…良かったぁ…。ちゃんと髪の毛あるぅ…。」
成蘭にまで生徒指導のクソ野郎の話が行ってたんだ、と思いながら京ちゃんを目の前にして少しデレてしまった。
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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時