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第16話 ページ17

A side

「ごめんなさい。やっぱり勘違いだったのね。この間かな、助けて貰ったのに、本当にごめんなさい。」


理子「いいのよ。1度2人に会ってみたかったのよ。伊藤ちゃんがベタ惚れな彼女と、強すぎる女番長に。」


京子「そんな…ベタ惚れだなんて…。」

強すぎる…女番長…だと?いつそんな名前がついた?!初耳だわ…。


「そうだ!理子ちゃんは、好きな人いないの?……あ、お父さんの前で聞くことじゃないか。」

そう聞くと、目をちょこちょこと泳がせ、お父さんの方を見る理子ちゃん。

京子「その反応!図星じゃないですか!!!」


パパ「いや、あのね、死んでもあの金髪とは付き合わせないからね!」

「え!三橋くんのこと好きなんだ!!!応援してるよ!」

京子「Aは?いないの?そういう人。Aって、凄い美人だからいそうなんだけど。」


「い、居ないわよ?」

理子「本当に?居ないのね??っていうか、このパエリア、すごい不味い。」

パパ「え!」

京子「不味い。」

私がもう一口食べて、2人がこっちを見る。

「うん。不味い。」

パパ「京子ちゃんもAちゃんも、顔は可愛いのに、辛口コメント。」


だんだららんらんらーんとか言いながら後ろの障子を開け閉めしている理子パパ。


不思議な人だなぁー、と思いつつも、いい友達を持ったなと思う。


理子「Aちゃんって、合気道やってるの?」

「やってるって言うか、やってた?よくわかったね。」


理子「だって、動きに無駄がないし、動きが綺麗だし、強いし!」

京子「ですよね!Aは、私の自慢の相棒なんですよ!美人だし、強いし!今のところ敵なしなんです!」




いやん、京子もそんなこと思っててくれたのね!嬉しいわ〜。

可愛い子2人に褒められるなんて…!


「2人も強いじゃない!他校はそこまで強い人いないけど、ここまで対等にやり合えたのは2人が始めてよ?」


京子・理子「嬉しい!」




また3人で女子会したいね〜という話をしたり、京子の惚気話を沢山聞いて、帰ることにした。



理子「今日はありがとう、またね!気をつけて〜!」


「ごめんね!急に押しかけて、タイマンもして、夕飯もご馳走になっちゃって。」

理子「あれは夕飯に入らないからいいのよ。京子ちゃんも、伊藤ちゃんと仲良くしてね!」

京子「はいっ!ありがとうございました!!!」


京子「二股じゃなくて良かった。」

「伊藤くんはそんな事しないでしょ!」


私にも、大切な存在が出来るのかな。

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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時

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