第14話 ページ15
A side
「どしたの、京子?」
昨日、ソファの上でしっかり寝てしまい、気づけば朝だった。
登校し、教室に着くと、京子が白目を向いて机に突っ伏していた。
「京子〜。お腹すいたの?朝ごはん食べた??」
何があったんだろうか。
明美「お前ら全員、自分の弁当持って来ぉい!」
全員「はいっ!」
いや、お腹すいたとかいう簡単な理由じゃなさそうだな…
京子「い……さ……ふ……た…」
「ん?」
なんもわかんねぇ…。
自分の髪を耳にかけ、京子の顔に近づける。
京子「伊藤さん…二股……。他に……女いた。」
「えっ!昨日、私と三橋くんと伊藤くんでサテン行ったばっかなんだけど!この間のお礼で。やましい事なんて何にも…。そもそも京子の彼氏なんだから手出すわけないじゃない?」
京子「A…じゃない。」
「え?勘違いじゃなくて??」
京子「軟高の女子…だった。」
あらぁー。軟高か…。まあ誤解されてもおかしくはないかも。伊藤くん優しいから女の子と一緒に帰ってただけじゃないの…?
「京子!今回のは私も関係してる。私が伊藤くんを送っていれば、二股なんてしなかったかもしれない!2人でシメに行きましょ!伊藤くんを!」
明美「私達も行きます!」
京子「明美達は手ぇ出すんじゃないよぉ!A!あんた一緒に行くよ。ただ…伊藤さんをかけた女同士の…タイマンじゃぁ!」
「楽しそぉ〜!!!」
......................................................
京子 side
Aと、待ち合わせをして、赤坂流道場の前にいる。時刻は6時位で、そろそろ帰ってくるだろう。
A「あの子じゃないの?」
「うん、あいつ。」
A・京子「おい。」
理子「はい…?なんでしょうか。」
??「おぉ、理子。おかえり。今日はね、パエリアを作ってね、ベチャベチャになってしまった所なんだよねおっと?、おっとっと。」
何だこのおっさん。
A「なんなんだよ、デカ顔のおっさん!」
??「おっと、おっとっと、おっとおっと、いきなり初対面の人に言っちゃう?言っちゃうのね?あのね、初対面、初対面ならね、『なんなんだよ、おっさん!』でいいでしょ。」
「デカ顔パンチパーマおっさん!」
今度は私から言う。
??「おっとっと、詳細まで言っちゃう?そんな言っちゃう?詳細、詳細まで言っちゃう?言っちゃうのね。」
なんかもう、こいつ本当にやばいんじゃないか。そう思ったら、またAが口を開いた。
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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時