第1話 ページ2
A side
京子「ごらぁぁぁぁ!成蘭舐めんじゃないよぉ!」
今日も喧嘩。昨日も喧嘩。きっと明日も喧嘩。
女の子なのに…って言っても喧嘩してるのは私です。
今日も私は手を出してない。京子や明美、周りの人達に任せていただけ。
まあ、いまぶっ倒れてる女の人には、
『なんで弱ぇの連れてきてんだよ、ごら!調子乗ってんのか!!!』
なんて言われましたけど。調子乗ってないですよ、あんたらが調子乗ったんでしょうが。
「京子、明美、あんたらも。」
私がそう声をかけると、
「はいっ!」
と言って、倒れたヤツらを放って置いて、ずらかる。
全く。どうして弱いくせして喧嘩を売ってくるんだか。
そんなことを考えながら帰っていると、ちょうどみんなの別れる所に来ていた。
明美「じゃあ、京子さん、Aさん!さよなら!また明日!!!」
京子「あぁ!明美じゃーな!Aも!!!」
「じゃあね!明日!」
全員が別れたあと、私は1人で歩く。
京子と明美は何人かの下っ端の子が同じ方面だから1人じゃないんだけど、私だけ1人。
「はぁぁぁー…。」
?「なになに?マブい姉ちゃんがなぁにでかいため息吐いてんのぉ?」
?「相良さん、こいつ女っすよ?何してんすか??」
相良「関係ねぇだろうよ、コイツぁスケバンだぜ?成蘭だろ?噂じゃぁもう1人番がいるって言うじゃねえか。こいつかもしんねぇじゃん?」
下っ端「確かにそうっすね!」
相良「んじゃあお手並み拝見ってことでテメェらで相手してやれや。」
下っ端「はいっ!」
「え?」
なぜ?なぜ私が??相手するなんて一言も…
下っ端「オラァァァァァァ!」
「こんなことあるぅ〜?!」
とりあえずなぎ倒すけどさぁぁ!
「テメェらから喧嘩吹っかけてきた割には大したことねぇじゃねえかよ!」
下っ端「まだだァァぁ!!!」
こいつら…っ、まだやれんのかよ!女ひとりに15人くらいかな?は卑怯すぎる…あれ?1人銀髪の、相良…だっけか?がいたはずじゃ…
「っ!」
そう思ったのも束の間。気配が感じると思って後ろを振り返るとそいつが私を木の棒で殴った。
「お前ら…なぁ…っやり方が、卑怯…なんだよっ!」
相良「おうおう、まだ立ってられんのか!こりゃあ大したもんだぜ!」
そいつは大したもんだ、とか言いながら、拍手をしている。
「ムカつくなっ!あんたら!」
?「おい、止めろ。」
私が殴りかかろうとした時、周りにいるのと同じ制服を着た大男が現れた。
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玲美(プロフ) - 面白いです!!💕 (3月20日 4時) (レス) @page50 id: e0cb024252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆみゆぽん | 作成日時:2019年1月2日 17時