きみが好き。 ページ27
「焦凍、好き」
「っ、〜！！」
顔を見られない様に抱きついて言うと、声にならない声を出しながら抱きしめてきた。
「好き、ほんとに大好き」
目に涙が溜まって、今にも零れ落ちそうだ。
「おれも、好き」
やわらかくキスをして、またぎゅーっと抱きしめた。
「好き、好き、好き」
ぐりぐりと顔を焦凍の胸に押し付けて、好きを何度も言った。
「おれも、愛してる」
ばんっ、と音を立てて焦凍の部屋の扉が開いた。
「焦凍、A、おめでとー！！」
「お、お姉ちゃん！？」
今言っていた事を聞かれていたことが分かり、顔が熱くなるのを感じた。
「良かったねぇ、焦凍、気付いて良かった、Aも！」
「お、お姉ちゃん……盗み聞きしてたのぉぉぉ！？」
ぷるぷると怒りで震えていたのはまだ新しい記憶。
＊*＊*＊*＊*＊*
「懐かしいね、あの頃は青春だったねぇ」
「ああ、だな」
結局、私たちは付き合うことはなかった。
ヒーローになれた今では、お互いに相手を見つけて幸せな家庭を築いた。
今でも焦凍のことは好きだが、ヒーローとしてダメだということになって、仲良し兄妹、で終わった。
「焦凍、あの頃はありがと」
きっと、この真意を彼は知らない。
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雲霧カフカ(プロフ) - 里夢＠世界領さん» 轟くん人気やね〜、了解しましたー！ (2017年6月3日 16時) (
レス) id: 1f6bce72e1 (このIDを非表示/違反報告)
里夢＠世界領(プロフ) - 轟君でお願いします。 (2017年6月2日 23時) (レス) id: 8b46be8bfb (このIDを非表示/違反報告)
雲霧カフカ(プロフ) - 霧猫さん» 了解しましたー！ (2017年5月30日 22時) (レス) id: 1f6bce72e1 (このIDを非表示/違反報告)
霧猫 - 轟さんでお願いします (2017年5月30日 18時) (レス) id: 4751cd064b (このIDを非表示/違反報告)
雲霧カフカ(プロフ) - ピシギさん» 了解しましたー！ (2017年5月20日 20時) (レス) id: 1f6bce72e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロアカlove | 作者ホームページ：
作成日時：2016年8月14日 22時
