吸血衝動【MHA】 (ページ10)

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吸血衝動ページ10

朝学校に行くとマスコミがうじゃうじゃと門の前にいた。

「うっわ、邪魔」

ぼそりと呟くと、一人のマスコミが私に気付き、話しかけてきた。

「オールマイトの授業はどんな感じです？」

「サポート科なので知りません。通して下さい」

遅刻する！！

と、焦っていると、一人の記者が門に寄りすぎて雄英バリアーなるものが閉まった。

「どうやっていけばいいんだよ！」

「粘土、門の上飛び越えてこい、許す」

仕方ないか。

吸血した時と同じになるサプリメントを水で流し込み、吸血鬼の力を使った。

「今日はもう散々だ！」

出久と飯田くんと麗日さんの昼食に混ぜてもらい、だんっと机を叩く。

「２つ目の方の個性は使うし、学級委員長を押し付けられそうになるし……散々だ！」

と、叫ぶと隣の出久にまぁまぁと宥められ、食べ始める。
うん、美味しい。

飯田くんのヒーロー一家の話を聞いて、へぇ……と聞いていると、サイレンが鳴り響いた。

セキュリティ3？なんのこっちゃ。

ふと人の間から窓を見ると、朝のマスコミがうじゃうじゃと校内に入っていた。

「逃げなくていいか」

そのまま昼食を進めると、轟くんが来た。

「逃げねぇのか？」

「マスコミだしいいかなって」

いざとなったら個性使ってめっちゃ逃げる。